2006/5/28

ブザンソンのお城が実戦的である件  欧州行脚
ブザンソンには、結構デカい城がほぼ完全な姿で残っている。城といっても、御伽噺で舞踏会の舞台になるようなメルヘンチックなヤツじゃなくって、いかにも戦争で使ってましたーみたいな城砦。実は城郭・石垣フェチでもあったりするボクちゃんとしては、もうハァハァでたまらない。

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<la Citadelle de Besançon>

川に面した絶壁に取り囲まれ、唯一のアクセス路となる駅側の面は・・・

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<何重もの城郭で隔てられている>

日本で言う、一の丸、二の丸、本丸、みたいな感じで。各所の門はすべてコの字に入口への経路を囲む構造になっており、もちろん城郭には銃眼がこれでもかと備えられている。いかにも戦っちゃうぞー、な感じで何とも言えない、ハァハァ。


でも、ここで一番気に入ったのは、直接戦闘に使われる設備ではなく、地味ながら欠かせないコレだったり。

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<デッカイ井戸>

山城の篭城戦では、高きから低きに流れてしまう水の確保こそが生命線なワケで。ハムスターのオモチャみたいなのが付いているけども、多分、あそこに人が何人か入って回したんだろうね、水を汲むために。エライ大袈裟な設備だなー、と思って井戸の中を覗いてみたら・・・

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<井戸・・・っつーか、もはや鍾乳洞>

写真ではわかり辛いと思うけれども、とてつもなく深く、広い空間がそこにはありまして。突然この城ってば底が抜けて落ちたりしないよな、と一瞬不安になってしまいました。

そういうワケで素晴らしい遺構なんですが、唯一理解に苦しむのが、この城の奥手半分が現在は動物園になってしまっていること。なんてコトするんだよー!!
フランス人が何を考えているのか、わからなくなってしまいました。ちなみにこのシリーズの冒頭でネタにしたレジスタンス記念館も、この城の建物の1つの中に設けられています。

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<ダビデの星>

上写真はレジスタンス記念館の展示物の中で最も印象に残ったもので、当時のナチスドイツがユダヤ人に識別のために着用を義務付けた「ダビデの星」の実物です。
初めて見ましたが、経年劣化もあってのこととは思いますが、想像以上に粗末なものです。これ自体は単なる布切れですが、同じく展示されていたどんな武器よりも、ひとつ歯車を狂わせたときの人間の怖さを象徴しているように感じました。

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<城をバックに撮り鉄>

古城にそぐわぬ未来的デザインなこのDMUについては明日改めて。
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