2006/7/1

#21 クールかつホットなロック魂−45-50s殿(前編)  VRMユーザー紳士録
久しぶりのVRMユーザー紳士録です。
今回は、ボクが個人的にこれからのネットVRM界隈を背負って立つ逸材と目している、この方をお招きしました。

VRM入道(以下入): と言うワケでよろしくです。
45-50s氏(以下4): おおッ、ついに赤紙が!

● 難読ハンドル名の秘密が今明らかに!

入: まずは、簡単な自己紹介からお願いできますか。以外に45-50sさんの素顔は知られていないように思いますので。
4: 去年の春から札幌に暮らす大学生です。半年前に酒が飲める年齢になりました。
入: ということは20歳ってことですよね。これは意外でした。私の見積もりでは、45-50sさんは、少なくとも私と同年代か、少し上だと考えていました。というのも、非常に感情が抑制された落ち着いた筆致でお書きになるので、よもや私よりも一回り以上年下の方とは想像しなかったからです。
4: それは僕にとってうれしいお誉めの言葉ですが、まー出家したとはいえ、ghostさんの仰ることですからね、話半分に聞いておきましょう。
入: ハンドル名ですが、本当に「よんじゅうご、ごじゅうっす」と読むのが正しいんでしょうか?
4: はい(笑)。このハンドル名はイギリスのバンド「22-20s」が「おっさんになったら45-50sに名前を変えて活動してるかもね」と冗談交じりに言っていたことからいただいたものです。僕は22-20sのことを無意識に「にじゅうに、にじゅうす」と読んでしまうので、45-50sも「よんじゅうご、ごじゅうす」なんです。
入: twenty-two twenties ですよね、元ネタの方の本来の読み方(笑)。と言うことは、weblogのタイトルになっている「such a cool」も・・・?
4: ヴォーカルのMartinの処女作「such a fool」からきています。他にも「such a wool」とか「such a pool」とか、意味不明な候補が多数ありました。
入: 以前もネタにさせていただいたことがありますが、名が体を見事に現していていいと思いますよ「such a cool」って。ネットVRM界隈への参戦は比較的最近という感がありますが、VRM歴自体は長いんですか?
4: 去年の7月にダイレクトショップでVRM3の0,2,3,5号を購入したのが最初です。このときVRM4と迷いましたが、部品の豊富さとPCのスペックへの考慮からVRM3を選び、あとはひたすら個人的に楽しむつもりでした。VRM4の新号がどんどん追加されようと、VRM5が出ようと、VRM3を買い込んだが最後、あとは黙々とひとりでVRM3で遊び続けるつもりだったんですよ。
入: ということは以外に短いんですよね。
4: そのうちにネットVRM界隈を見ているだけではつまらなくなったので、ranmei板の画像コンテストに参加し、次いでブログを始めました。VRM4をはじめたのは、such a coolの初日の記事をご覧になればわかるとおり、記事を書いているときに届いた第2号からです。

※ ranmei板デビュー当時の氏は「Gallagher」と名乗っておられました。これもUKバンド「OASIS」のメンバーに由来するハンドル名だそうです。

● such a cool スタイルの核心に迫る

入: 45-50sさんのスタイルには関心しているんですよ、いろいろと。
4: と仰いますと?
入: これは良い意味でとっていただきたいのですが、ネットVRMユーザーを見ているとですね、頑なに自分のスタイルを遵守する方が多いように思うんです。たとえば、まゆきちさんであるとか、Tatsuoさんであるとか。一方で、45-50sさんはネットVRM界隈を飛び交うネタを柔軟に吸収し、なおかつ、それを見事に「such a cool」ならではのものに昇華して再発信されているな、と思うワケです。
4: 僕自身、今の自分の作風はそこにあると思っているので、このことに言及していただけたことはとてもうれしいです。自分のような後発のユーザーは、先人が存在することこそが最大のメリットだと思います。僕はまだ自分にとっての完成形なるものをつかんでいないので、エキスパートの皆さんのテクニックを再解釈して自分のものにするのに躍起にならざるを得ないのです。
入: そこはとても重要なポイントだと思います。ネットVRM界隈も随分と賑やかになってきましたが、そこには暗黒面もあって、既にいろんなことが他の人にやりつくされているように見えてしまって・・・まぁ、それは実は錯覚で、本当はまだまだ未開拓の領域がたくさんあるんですけども・・・なかなか新しい人が入って来にくくなる、みたいな。
4: 確かに、界隈の外との交流があまり無いですよね。閉じた村のまま落ち着いてしまっているようです。
入: そういう意味で、他の人のネタを吸収し、それを自らの個性に転じるコツ、のようなものを45-50sさんの口から語っていただけると、これからVRM系のWeb/blogを始めようと考えている人に参考になると思うんですが。
4: それはもう、皆さんのレイアウトや動画やスクリーンショットなどの優れた作品を楽しむことです。例えばレイアウトで遊んでいて「おおっ、この風景の感じいいな」「ギミックが面白いな」と思うような部分がありますね。それを繰り返し眺めていると「そーか、ここが自分のやり方と違う部分か」と思えるところが見つかります。何かしら“決定的な”違いがあるものです。地形テクスチャーの使い方だったり、線路の配置だったり、建造物の間取りだったり、スクリプトだったり。つまりその“決定的な違い”をはっきり明文化できればこっちのものです。
入: なるほど、興味深いご意見です。その“決定的な違い”について何か例を挙げてみていただけますか。
4: 意識して取り入れたいと思っているのは、レイアウトにおける良い意味でのラフさです。今の僕のレイアウトは、枝葉末節に労力を注いだ結果、どうも思うような出来にならないことが多いのです。しかしエキスパートの皆さんの作品を見ていると、一見手抜きともとれるようなところが、実はレイアウト全体の完成されたイメージの形成に大きくかかわっていることが多いように思います。たぶん言葉ではどうやっても伝わらないと思うのですが、全てをきっちり作ったからといって完璧なVRMレイアウトになるとは限らない、ということが事実としてあるようです。
入: 鋭い指摘ですね。最近のネットVRM界隈のネタは、ともすれば細かいガジェットに向かう傾向がありますが、そういうメタ的なレイアウト論なんかにも挑戦する人が出てくると面白いのにな、と思います。さて、一方で45-50sさんの作品からは、他のVRMユーザーのそれにはない、独自の輝きもあると思うんですが、ご自身のこだわりのようなことは何かありますか。
4: 地形テクスチャーが自作のことが多いですから、それでなんとなく違いが感じられるんじゃないでしょうか。こだわりというほどのものは少なくとも意識の上ではないです。抽象的なユメならあります。ただの仮想鉄道模型レイアウトではなくて、何か+αが感じられるレイアウトを作れることです。ただのレイアウトならいつでも誰でも作れますし、「今」「自分が」作る必要はないのです。そうではなく「コレがオレのレイアウトだ!」と自身を持って言えるようなレイアウトを作りたい気持ちはあります。それは鉄道写真に対する思いもそうですし、ギターに対しても同じです。もっと言えば趣味に限った話ではありません。

後編へ続く】
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