2006/8/4

#22 超絶TB職人−moko殿(前編)  VRMユーザー紳士録
前回の45-50s氏同様に、現在ボクが最も注目しているネットVRMユーザーの一人であるこの方をお招きしました。

VRM入道(以下入):と言うワケでよろしくです。
moko氏(以下m):ボクで宜しければ。

● TBFの雄の素顔に迫る

入:まずは簡単に自己紹介をお願いします。
m:高円寺生まれのサイタマ育ち&生息中の高校生、現在17歳です。VRM歴は...昨年の5月に買った115系の入門ソフトが最初なので、1年とちょっとです。それ以前に「レイアウターF」を持っていて、おまけでついていた体験版に魅せられたのが購入のキッカケです。VRM4は同年9月に新しいパソコンに乗り換えたのをキッカケに始めました。
入:Weblogのタイトル「日向車両mini」ですが、これって「ひゅうがしゃりょうミニ」って読むので正しいんでしょうか。実はボクの妻は宮崎の日向市の出身でして、何となく以前から気になってたんですが。
m:読みはそれでいいです。ブログ開設当時は別に「日向車両」というメインのサイトを持っていましたのでそれに対する「mini」です。今は跡形もなく消えていますが。
入:で・・・何で「日向」なんですか。高円寺って東京ですよね?
m:由来は某漫画のキャラ「日向ヒナタ」が当時ストライクでしたのでそこから来ています。
入:「NARUTO」ですよね、それ。いや、実は今Googleで調べたんですが。余談ながら、今春に渡欧した際、フランスの日本漫画専門店・・・これがまた、パリのみならずアチコチにやたらとあるんですが、店頭が「NARUTO」一色でした。いかがです、欧州進出の足がかりに。まぁ、そういう冗談はさておき。では、ハンドル名の方も?
m:ハンドルネームの「moko」は本当は「mako」とするつもりでしたが、TBForumの登録時に間違えてmokoと入れてしまったのでそのままmokoと名乗っています。
入:じゃぁ、誤字が定着したってことですか。これまた意外な。
m:因みに、TBFのワード検索ログを見てるとたまに「moco」で検索されてたりしますが、僕は日産の軽ではありません(笑)。
入:TBFのお話が出てきましたのでまずそこから。mokoさんはVRMユーザーとしてはもちろんですが、TBForumの雄としてご活躍です。Re460とか、ハァハァさせていただきました。
m:お褒め頂き恐縮です。
入:さて、TBFについてはVRMユーザーの中にはあまりご存知ない方もおられるかと思います。mokoさんから簡単に紹介していただけますか。
m:TBFの管理人でもあられるH.Kumaさんが提唱したモノですので詳しくは http://hkuma.com/tbf/about.html を参照していただくのが良いと思います。僕自身について言うと、元々絵を描くのが好きで、以前も電車の顔イラストを描いてましたし、TBより遥かに大きいサイズで側面の絵を描いた事もありました。TBに限った事ではないのですが、側面のイラストは正面のイラストと違って横にスクロールさせると走ってるように見えるんですよね。TBに魅せられたのはそこだと思います。

● リアリティとデフォルメの融和点

入:お追従するつもりはないのですが、mokoさんのTBを拝見してますと、もちろん他にも上手な方は多いのですが、特に車両の特徴をうまく押さえておられるというか、非常に好印象を抱いています。何かコツがあるんですか?
m:作画のコツというのは僕のような若造が言えた事ではないですが、一般論では印象把握、観察力、再現力、適度適切なデフォルメ、でしょうね。この辺りは模型の設計、製作にも通ずるところなのではないかと。
入:VRMに限った話ではないんですが、鉄道趣味の世界では、何と言うか、写実が第一でとにかく本物通りでないと駄目だ、みたいな論調の人をしばしば見かけることがあります。個人的には、そういう「思い込み」は、趣味人である本人を、必要以上に模型製品の出来に対して苛つかせたり、VRMで言えばPCの性能限界と真正面から衝突してしまったり、といった感じで、返って苦しめてるんじゃないか、とか常々思っているんですが。
m:それは同感です。もちろん、楽しみ方は人それぞれだと思います。本物を追い求めるのは大いに結構なんです。が、「模型」は実物の「カタチ」を「模す」から「模型」であって、実物ではありませんよね。確かに、手摺が別体だったり、抵抗器がグレーだったり配管を追加設置したりしてあったほうがカッコイイですよ。見た目は。
入:それは事実ですね。
m:でも、実物でない「模型」で実物を目指すために寸法にコテコテに凝るというのは、製作者自身が持つ実物の印象・・・というか、肖像かな・・・に自信が無いことの証拠、自己主張の弱さの表れだと思うのです。決して写実派の人をけなすつもりはありません。が、同じ電車を模型化しても人の手になる作品であれば全く同じものは1つとして出てきませんから、生まれ持ったセンス、個性をもっと信じれれば、自然とデフォルメが受け入れられると思います。
入:それ、すごく深いご見解だと思います。VRMもバージョン4に至って、これまでと比べ物にならないほどのディテールを手に入れましたけど、やはり、所詮はシミュレーターなワケで。でも、折角ここまで出来るようになったものを、実物そのものではないっていう不満を抱えて鬱屈しながら、それでも遊ぶっていうスタンスはしんどいと思うんですよね、気持ちはわからないことはないんですけど。ちなみに、mokoさん自身にも、もちろんデフォルメしつつ、かつリアリティを追求するこだわりがおありだと思うんですが、どこらへんで折り合いをつけておられるものでしょう?
m:僕の場合、TB作画は趣味であり仕事ではないので、必ずしも本物に忠実でなければいけないとは思っていません。忠実さを求めすぎて凝り固まってしまうというのはあんまり好きではないので適当に手を抜いていることが多いです。「格好良く描く」ことを常に目指して描いています。僕にとって格好良い=満足の証拠ですから、これについては全力で取りかかっています。ですので、いくら実物に忠実でも「格好良くない」絵はボツ。満足できるまで修正を加えます。そして何より大事なのは楽しむことですね。つまらなくなったら趣味じゃなくなりますから。

後編へ続く】
0

コメントを書く

この記事にはコメントを投稿できません




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ