2006/8/27

博打  電波ゆんゆん
博打をしようと思う。

今から書くことは、正直ボク自身、確信がない。そして、ネットVRM界隈に余計な混乱や揉め事を引き起こす結果になるかも知れない。それをわかった上で、敢えて書く。

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長期的にはI.MAGiCのVRMのバグ修正の着手傾向、短期的にはBahnsim PROに関連してのチグハグなコメントから、確信はないが思い至ったことがある。少なくとも、I.MAGiCの主たる意思決定にネットVRM界隈での出来事はまったくと言って良いほど反映されていない。彼らがピックアップするのは、いわゆる会議室に書き込まれたバグや質問(あるいは特定個人からサポート経由でメールされたもの)に対してであって、個々人がWeb/Weblogにおいて個人的に、あるいは集合知的に展開している活動は、こと、VRM自身の改善やあり方にはまったく影響を与えていない。

このこと自体に異議を申し立てるつもりは毛頭ない。それはそれでアリだ。特にキーワードは「集合知的に」という部分で、これをI.MAGiC自身が把握するのはコストがかかり過ぎる。彼らの主任務はVRMの開発であって、ネットVRM界隈のウォッチではないのだから。

ただし、I.MAGiC関係者がまったくネットVRM界隈に無関心なのか、というと、それはそれで間違っている。事実、ボクはいくつか明らかにI.MAGiCがネットVRM界隈の出来事に反応した例を確認しているし、極端なケースではこのVRM入道(当時はVRM侍)に開発関係者が開発関係者しか知りえない情報を書き込んで、ボクが慌ててI.MAGiCに事実確認した上で削除したことがある。詳細は差し障りがあるので書けない。


なにせ、そういうこともあったので、ボクはこの問題に対しては、コストの問題もあるのでI.MAGiCの自助努力に任せておくべきだろう、と考えてきた。が、どうもそれでは立ち行かないんじゃないか・・・いや、厳密に言えば、元来短気なボクとしては、現状のこのグダグダにムカついて仕方がない。コスト意識の欠如したユーザーの妄言であるにせよ、ネットVRM界隈の成長に伴い、一部には明らかに有用であり、かつ開発側ではおそらく気づかないであろう視点も散見されるようになってきている。実は、中の人は昨年、VRM4EGのインタビューでお会いしたとき「ユーザーが思いつくことは大抵我々も気づいていて実行待ちになっているだけだ」と答えたが、ボクはコレを彼の強がりだと思っている(真相はわからないし確かめようもない)。これらを過去ログの中に埋もれさせるのは惜しい。

では、皆が皆、気づいたことを会議室に書き込めばいいのか、というとそうではない。そんなことをしたら、会議室はノイズだらけになってしまう(書くな、と言っているのではない、重要だと思う話題は銘々が報告すべきだ)。ネットVRM界隈が丸ごと会議室に引っ越しても意味はない。重要なのは、誰かがネットVRM界隈の集合知をその人なりに解釈してまとめ、ノイズをフィルターしてI.MAGiCの人に伝えてやることだ。現実的にこれを遂行可能なのはスーパーバイザーだが、これも確信はないが、彼らはそういうことをしたことがないし、そもそも考えたことすらないだろうと思う。せいぜい、自分のアイデアを誇らしげに口にするのが関の山だろう。「レイアウトコンテスト・スクリーンショット部門」などという本末転倒かつリスキーなアイデアが歯止めもなく公表されてしまうのが良い証拠だ。

で、まずはスーパーバイザーにお願いなのだが、頼むからそういうことをやってくれ、と。キミらのI.MAGiCとの連絡用BBSか何かに、週次くらいの間隔で、その一週間にネットVRM界隈で出て来たネタや、集合知的な動向(1つのURIから得られる情報は僅かだが、関連した他の出来事とまとめて読むと意味がわかるような現象)の中から2つか3つ、注目に値するものをI.MAGiCに知らせる、それだけだ。ボクの知る限り、I.MAGiCの人は真面目だから(会議室に報告された致命的バグへの対応速度を想起せよ)大なり小なりピックアップされるはずで、それだけでネットVRM界隈は報われるし、それは更なるフィードバックループを生むはずだ。

「なぜ、オマエがしないのだ」なんて阿呆なことは訊かないでくれ。自分で言うのも何だが、ボクはボク自身がネットVRM界隈における最高峰のハッカーでありギークであることを知っている。逆に、そうであるからこそ、ボク自身にはI.MAGiCに提示すべきネタを選別する資格がない。ボクがボク自身のアイデアをピックアップするとき、その正当性は誰が保証するのだ。ボクが単に我が侭を言っているのと、真にVRMの発展を願って発言しているのとは、ボク自身には判別できないのだから。

便宜上「スーパーバイザーにお願い」と書きはしたが、これは建前上の筋論だ。別にスーパーバイザーでなくてもいい。誰かがそういう作業をやって、会議室に定期的に書き込みをおこなえば、最初は「妙なヤツだ」と思われるかも知れないが、的確なピックアップを数回続けていけば絶対にI.MAGiCの人の注目を惹くはずである。単に、スーパーバイザーはI.MAGiCの「信用を勝ち取るまでのステップ」を省略出来る点で有利であるに過ぎない。この文章を読んでいる全員に、この試みに挑戦する資格がある。だから、彼らに対する私信ではなく、ここに公開することにした。

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これ以上書いても誰も読まないだろうし、これ以上説明しないと何を言っているのかわからない人は、いくら書いても無駄だと思うのでやめる。挑戦してみたいがもう少しヒントが欲しい、という人は個人的にメールをくれれば指南する。

I.MAGiCの人は本当にネットVRM界隈の出来事に気づいていないのか、スーパーバイザーは本当にネットVRM界隈の出来事をサマリしてI.MAGiCに伝えるということをしていないのか、ボクには確信がない。やっていないとすればあまりにお粗末な話だが、目に見える状況は、それが存在しないと告げている(ようにボクには見える)。

そういう意味で、ここに書いたことは「博打」である。実はやっているけど結果が出ていない(目に見えない)だけなのかも知れないし、本当にやっていないけれども、単にボクが彼らに恨まれて終わりかも知れない。ボクの真意が更に誤解されるだけかも知れない。彼らにそれを遂行する能力が欠落しているのかも知れない。本質を理解しないまま形だけ真に受けて余計な混乱を生む餓鬼が出てくるかも知れない。そもそも、この文章自体が読まれないのかも知れない。だから「博打」である。

が、ボクの直感が「博打」を打てと告げたので博打を打つ。おそらく何も変わりはしないだろうが、たとえ一人でもいいから、たとえ具体的な行動を伴わなくてもいいから、これを読んだ誰かにボクが何を言わんとしているのか伝われば、ボクとしては本望だ。それがボクの真意だから。
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