#2 動的視点の魔術師−Tatsuo殿(後編)

2005/5/27 | 投稿者: ghost

前編からの続きにて御座候。

● Tatsuoさんの語るVRM4のこれから

VRM侍(以下侍):最近ではVRM4スクリプトを、これまた驚天動地の発想で活用した作例を多数発表されておられます。不躾ながら拙稿でも、TatsuoさんがVRM3時代からVRM4の発想を先取りしていたのではないか、と論じました。この点、ご自身ではどのようにお考えですか。
Tatsuo氏(以下T):善意的にそのようにおっしゃってくださるのは有り難いことなのですが、私としてはVRM4の先取りがあったなどという認識は持っていません。
侍: ご謙遜なさることはないと思いますが。
T: VRMレイアウトのエンターテインメント性を追求してきた結果、たまたまこうなったのでしょう。そういう発想がVRM4の仕様に見受けられたとしても、質的には先取りというものではないように思います。
侍: では視点を転じまして、VRM4スクリプトについて最も活用されているTatsuoさんから、今後のVRM4の進化発展に希望されるテーマをお聞かせください。
T: VRM4はスクリプトを利用してこそ価値のあるものだと思っています。表面に顔を出すネットVRMユーザーを見る限りは、みんなスクリプトを使ってVRM4を楽しんでいるかに思われるかも知れません。が、それは真実でしょうか。はたしてVRM4のユーザーはみなスクリプトを使いこなしているのでしょうか。
侍: 私もそこには疑問があります。VRM4はまだ始まったばかりなので仕方が無い、と言えばそれまでですが、まだまだユーザーが利用できる情報が不足していることは否めないですね。
T: スクリプトが分からない初心者をいかにVRM4に引き入れていくか、楽しませていくか、このことこそ今後のVRM4の発展のための大きな課題だと考えます。
侍: その点には私も強く同意します。
T: 一方で、スクリプト自動生成機能のようなものを開発し、スクリプトについていけないユーザーを救済していくことも必要だと考えています。まず私がそんな機能が欲しーーい。
侍: ご冗談を・・・。

● レイアウト作家を支える読者の声

侍: TatsuoさんもネットVRMユーザーの中では最古参のお一人です。これまでで何か印象に残っているエピソードはありますか。
T: 私がレイアウトを公開し始めたVRM2時代の話になりますが。ある読者の方からに私にとっては初めてとも言えるレイアウトへの講評をいただきました。
侍: ネットでいろいろ活動していると、そういうのが強く印象に残りますよね。
T: その方はこう言いました。「まったくリアリティのない作品だが、遊べるレイアウトである」と。鉄道の原則を無視した異質のレイアウトが鉄道マニアの世界に受け入れられるものか、当時は全く自信がなかっただけに、一部分であっても内容を認められたことに非常に嬉しさを感じたものでした。今思うと、これが私のレイアウト作風の原点かも知れません。
侍: その方はTatsuoマジックの功労者ですね。

● そのTatsuoさんが誉め殺したいのは?

侍: さて、ご承知のようにVRM侍は誉め殺し専門を謳っております。ひとつ、Tatsuoさんにも誰か誉め殺したいVRMユーザーの御名を推挙いただきたいのですが。
T: 啓明さんです。
侍: ごもっともです。
T: 啓明さんが芸術の域にまで押し上げて作ったレイアウトの作品群。VRM4で見せてくれるプロの仕業である超高度なスクリプトの作品群。WebにおけるVRMへの貴重な考察。啓明さんはとにかく凄いとしか言いようがありません。天は啓明さんに、異なる分野にわたって 二物とも与えています。
侍: 見事なまでの「誉め殺し」です。もっと言ってやってください。
T: こっちにも少し回してー。
侍: ・・・Tatsuoさん、本当にお孫さんがおられる御年なんですか。いや、本当に良い意味でお若い。今後の益々のご活躍に期待しております。最後に、ズバリ、TatsuoさんにとってVRMとは何でしょう?
T: 私の余暇を充実させてくれるものであり、また私の余暇から数々の趣味を追い出してしまった悪いヤツでもあります。
侍: ありがとうございました。

注)本稿はQ&A式のメールのやり取りを元に、対談風の記事にまとめたものです。かならずしもご協力いただいたネットVRMユーザーの発言そのままを反映しているわけではありません。文責はすべてghostにあります。
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