追悼嘆

2006/9/26 | 投稿者: ghost

Willi Leopold氏のフォーラムに投稿された、DocOc氏によるBahnsim PROへの「追悼嘆」を訳出しておきます。なお、これを追悼嘆だと思っているのはボクであり、ご本人の意図は違うかも知れません。
長い時間が経ってしまいましたが、bhvに対する私の考えを改めて表明したいと思います。bhvフォーラムの議論にも目を通していますが、Bloody Mary氏の論調(訳注:ここで部分的に訳出したような)には賛同しかねるものの、その論旨には賛成します。いずれにせよ、bhvは製品で利益を得ることを望んでいます。つまり、彼らはユーザーの興味を喚起する製品を出さねばなりません。もし、失われた部品が存在しないのであれば、bhvを追求するフォーラムの混乱は、彼らを痛いところへ追い詰めたように思います。

つまり、BSPはこんな言葉で包囲されてしまっています。「それを買うな。入っているべきものが入っていないぞ。僅かな部品と車両しかないぞ。VRMで作られたレイアウトはBSPでは楽しめないぞ。」と。BSPを買うかもしれなかった人たちは速やかに逃げ去りました。BSPは日本のオリジナル、すなわちVRMと比較されるとき、あまりに、あまりにシンプル過ぎました。

目に見える事柄は、I.MAGiCが追加部品のためにより多くのお金を欲していること、そしてbhvがそれを支払うことを望んでいないこと、を示しています。その結果、BSPは死にました。残念ながら、我々は今そういう状況にいます。なんと悲しい話でしょうか。

DocOc氏の独/英併記の書き込みより
ghostによる適当訳
かなり意訳してますが、大枠の意味は間違ってないと思います。気になる人は自分でも訳して、で、ボクの解釈におかしな部分があれば指摘してください。


*     *     *

先に紹介したWilli氏の追及に対し、bhvからの応答がないところを見ると、DocOc氏の言う通りの「悲しい話」です。ユーザーとして打てる手は(少なくともボクは)打ち尽した感もあるし、開発元・販売元共にこれ以上のあがきをするつもりもないようなので、Bahnsim PROは確かに死んだのでしょう。ご愁傷様。

以下、つらつらと思うところを書き綴ってみます。

第一に、こういう状況下にあっては、ついつい「戦犯」探しに興味が生じるものですが、おそらくそれは不毛でしょう。本件に関して銘々のユーザーが被った損失は、Bloody Mary氏が言うようにせいぜい「20ユーロ」程度に過ぎません。実際に最も大きな損失を被っているのは他ならぬI.MAGiCとbhv(と実在するのであれば仲介商社)であり、彼らは商談や翻訳やパッケージ作成やささやかなマーケティングに投じた資金(その配分は不明ですが)を到底回収できないでしょうし、何よりも大切な市場における顧客からの信頼に傷をつけました。これ以上、彼らを責めることに、ボクは意味を見出せません。

第二に、では、何も残らなかったのか?というと、少なくともボクにとっては得るものはいろいろありました。おそらくWilli Leopold氏との親交は当面続くでしょうし、久しく使っていなかった語学力を再研磨するキッカケにはなりました。また、このようなマーケティングの失敗の実例を目前で観察できた点も、ボク的には極めて興味深いことではありました。一般的に、人は他者の成功事例から学ぼう(厳密にいうと「あやかろう」)としますが、大抵の場合それは不毛です。学ぶべき点は失敗事例の方が、むしろ多く含んでいるものです。これについては、ボクの分析は開示するつもりはないので、読者諸兄で銘々におこなってください。手がかりとなる情報は、基本的にすべて公開されていますので。

第三に、このBahnsim PROの失敗を、多くの読者諸兄は「対岸の火事」だとお考えのことと思いますが、ボクは近い将来、見た目は大きく異なるものの本質的には同根の「何か」が、国内のネットVRM界隈においても大なり小なり起こるであろう、あるいは、既に起こりつつある、と思っています。そういう意味でも、皆さんが末永くVRMを楽しみたいとお考えなのであれば、この失敗事例から学ぶべきことは多いと思います。消極的にはI.MAGiCに同じ轍を踏ませないように牽制することであり、積極的にはユーザー界隈の活動そのもので何を為し得るか、ということになるでしょうか。

で。

なんかエンディングみたいになってますが、しばらくBSP/VRM news from Japanは今のペースで継続するつもりです。先にも書いたように、BSP自身は市場にまだ流れていますので、まかり間違えて購入してしまう欧州人に対する何らかのケアは必要でしょう。I.MAGiCにもbhvにも、そういう発想が見えないことは極めて遺憾ではありますが、まぁ、この人たちは所詮その程度の人たちである(いろいろ事情はあるだろうけども、ユーザーとしては不愉快だとしか言いようがないです)と割り切って、日本人としての義務を黙々と遂行する所存です。

ウソ、単なる悪ふざけ。酔狂な人は付き合ってください。なにか面白いことが起これば、またここで報告しますので。
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