ネットVRM界隈で活躍したい人へのヒント(その4)

2006/10/5 | 投稿者: ghost

今回は、つらつらネットVRM界隈のコンテンツを思い浮かべるときに、共通して存在する問題点を指摘します。これはいわゆる「駄目出し」ではなく、「ここに少し気を配るだけであなたのコンテンツはもっと輝く」という意味ですので、誤解のないように。

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今から言わんとすることを一言でまとめると「読み手の力を過信するな!」になります。

インターネットにVRM関連のネタを流そうとするあなたは、既にその時点でVRMユーザー全体の中では一歩抜きん出た存在であることをまず自覚してください。VRMユーザーは必ずしもPCマニアではありません。したがって、あなたのweb/weblogの読者は多くの場合、あなたほどPCにもVRMにも詳しくありません。だから、あなたが何の気なしに「これでわかってもらえるだろう」と思って使っている言葉が、実際には読み手に理解されていないケースが往々にしてあり得ます(ボク自身もそうです)。

VRMユーザーは、第一に鉄道ファンです。一方で、ボクが敢えて「ネットVRMユーザー」と分けて呼ぶ皆さんは、鉄道ファンであると同時にPCファンであり、一般のVRMユーザーに比べて(あくまでも「比べて」ですが)PC全般に対して高い能力を有した人たちです。皆さんが「ネットVRMユーザーの間だけで通じる言葉」でやりとりをすることは、かならずしもVRMユーザー界隈全体の利益に繋がりません。

PCにもVRMにも詳しくない「VRMユーザーに通じる言葉」を使うことにこだわって、はじめてネットVRM界隈が、本当の意味でVRM界隈全体に貢献することが可能になります。これは同時に、それまでネットVRM界隈に関心のなかった、或いは敷居を高く感じて交わることが出来なかった人を招き寄せることにもなるので、結果的にあなたのweb/weblogへのアクセスは増えることになります。書き手、読み手共に利益となることには、積極的に挑戦すべきです。

では、具体的にどのようなことに気を配るべきでしょうか?


● 可能な限りVRMのマニュアルの言葉を使う

VRMユーザーの間で確実に共通語として認めることが出来る言葉は、当然のことながら製品付属のマニュアルで使われている言葉であり、また、VRMレイアウター・ビュワーのメニューで使われている言葉です。

たとえば「レイアウトを保存してください」とあなたが書くとします。が、実は厳密に言うとVRMレイアウターには「保存」という機能はありません。あるのは「上書き保存」と「名前をつけて保存」です。些細なことではありますが、真面目なVRM/PC初心者は、どちらの保存をすべきか?と悩むかも知れません。

あるいは、あなたが「このレイアウトは重いのでレンダ範囲を下げないと読み飛ばします」と書くとします。レイアウトに重さはありません。あるのはファイルサイズの大きさです。レンダ範囲は正しくは「レンダリング範囲」であり、VRM初心者はそれを「下げろ」と言われても、それが〔ファイル〕メニューの〔環境設定〕の中にあることを知らないかも知れません。「読み飛ばす」のは「何が」読み飛ばされるのでしょうか?

多くの書き手は「これでわかってくれるだろう」と読み手を信用します。それはそれで間違ってはいません。が、ほんの少しだけ手間をかけて、なるべくVRMのマニュアルやレイアウター・ビュワーで用いられている正式な用語を使うように心がけるだけで、初心者にとっての読みやすさは格段に上がります。

● 省略語は使わない

レイ・・・ってレイアウトですか。
フレキ・・・ってフレキシブルレールですか。

省略語は大抵の場合、百害あって一利なしです。なるべく使わないようにしましょう。もちろん、省略語を多用することで独特の間を作ってネタにする、というアプローチはあり得ます。が、これはかなり上級なテクニックであり、これからネットVRM界隈で活躍してやろうと目論む人は、無理に試みるべきものではありません。

いないとは思いますが、省略語を使った方が「通っぽくて格好いい」と思って使っている人は、バカっぽいので即刻やめることをお奨めします。

● 独自用語は最小限に、止む無く使う場合は徹底的に

VRMの使い方に関する新しいアイデアを書くにあたって、どうしても自分独自の用語を使わなければならない場合があります。たとえば、ボクを例にすれば「ポータブル編成」や「gws/1.0規格自動運転スクロール」などがこれに当たります。

で、自分で多用しておいて何ですが、こういう独自の用語はなるべく使わない方がいいです。大抵の場合、皆さんのそれは独自の用語を持ち出さなくとも説明できることが多いはずです。そういう場合は、ここまで書いたように、可能な限りマニュアル記載の用語を使って書いた方が、結果的により多くの人に理解されるものになるでしょう。

逆に、あまりに突飛なアイデアであるがゆえに独自の用語を持ち出さざるを得ない場合は、中途半端な使い方をすべきではありません。独自用語を持ち出すのであれば、少なくとも向こう一年はしつこく使いまくって、それをVRMユーザーにとっての「常識」にまで自ら押し上げる覚悟をした上で使うべきです。

● 説明は具体的に、数値やスクリーンショットを活用する

部品配置や地形の高さ等は、なるべく具体的な数値を例として示した方が、読み手にとっては自分の手元で挑戦しやすくなります。また、レイアウト作りの各段階を小まめにスクリーンショットで示すことも、同じ効果を持ちます。

VRMの使い方は、言葉だけで説明するにはあまりに複雑です。コツがわかってしまえばどうということがないことは、読者諸兄はよくご存知のこととは思いますが、しかし、VRMユーザー全体を考えた場合、そのコツが掴めないがゆえに難儀している人は想像以上にたくさんいます。

コツが掴めない人が何よりも欲するのが、具体的な数値であり、目で見てわかるスクリーンショットです。抽象的な言葉による説明ももちろん大切ですが、まずは具体物を出す癖をつけることをお奨めします。

● 放り出さない

「後は適当に」「やり方は自分で考えてください」みたいな終わり方をしているコンテンツが、ネットVRM界隈には意外に多く散見されます。これはもったいないです。もちろん、そうした方が良い場合がないワケではありませんが、大抵の場合は書き手が途中で説明を放棄しているケースがほとんどです。これをやめましょう。

あなた自身が思っている以上に、あなたのアイデアは優れています。そして、そのやり方を知りたいと欲している人がたくさんいます。その人たちに応えてあげてください。そうすれば、自然と多くのVRMユーザーがあなたのweb/weblogに注目してくれるようになります。

以上、自戒の念も込めつつ書き留めておきます。
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