【何か】シリーズを作ってみよう(その1)

2006/10/11 | 投稿者: ghost

連載形式で、皆さん自身の手で“【何か】シリーズ”スクロール、つまり、【何か】センサーから数値を受け取って「何か」を起こすスクロールを作る方法を解説していきます。簡単ではありませんが、決して難しいものでもありません。辛抱強くついてきていただければ(それが難しい?)あなたもスクロール作者の仲間入りができます。

で、最初にお断りしておきますが、ボクはVRMユーザー全員がスクロールを自分で作れるようになるべきだ、なんてことは思っていません。「スクリプト/スクロールが書けない自分は除け者にされている」みたいな、後ろ向きな発想に陥らないでください。これは、常々申し上げている役割分担です。

ボクの経験則から言って、広義のプログラミングという作業に対しては、向き・不向きが顕著にあります。出来る人はあっという間に習得し、出来ない人(無能なのではなく、個性として不向きな人、です)はいくら頑張っても無駄である場合が多いです。ですから、幸運にしてプログラミング向きの個性を持ち合わせたVRMユーザーが、そうでない方にも手軽にVRMスクリプトの機能を使ってもらえるようにするためにスクロールを書けばいい、とボクは考えています。不向きな人が無理に苦しむ必要はありません。

逆に、これもボクの経験則ですが、プログラミングに向く個性を持っている人に限ってなぜかアイデアに乏しいという傾向があります。つまり、実現のための手段は持っているんだけれども、何を実現すべきか目的を定めることが出来ない、ということです。これも役割分担で、プログラミングなんてわからないけれどもこんなことがVRMでやってみたいぜ、という人からアイデアをもらえば良いワケです。なので、この連載を読んで「どうも自分には無理だ」と思う人は、積極的にネットVRM界隈に向かって「こんなスクロールがあったら便利じゃねーの?」という発言をして貢献していただければ、と思います。

スクロールを書く、アイデアを出す、の間に上下貴賎はありません。どちらもVRMユーザー界隈に必要なものです。その点を間違えないように、よろしくです。

*     *     *

前置きが長くなりましたが、本題に入ります。まず、以下のアーカイブをダウンロードしてください。

[Download]
【何か】センサーVer1.00
【何か】シリーズ・ベースキット

※【何か】センサーは、何をするときも共通ですので、既にダウンロード・インストール済みの方には不要なものです。

とりあえず【何か】シリーズ・ベースキットを〔メモ帳〕などのテキストエディタで開いてください。ゴチャゴチャといろいろ書いてありますが、詳しい中身は次回以降説明していきますが、これは【何か】シリーズの「雛形」になるものであり、小難しい呼び方をすれば「フレームワーク」です。

こちらで解説していますが、【何か】スクロールは、具体的に「何が」起こるかは別として、以下のような共通した仕組みをもっています。

・編成の通過方向に応じて「何か」が起きるか起きないかを決めることができる。
・「何か」の細かい動きを変化させるために、【何か】センサーからパラメーターを渡すことができる。

これらは、もちろんスクリプトで実現されており、【何か】シリーズ・ベースキットの中では「//↓以下は書き換えてはいけない!」〜「//↑ここまで」で囲まれた部分にそのためのスクリプトが書かれています。つまり、この部分を書き換えずにそのままにしておけば、【何か】シリーズに共通する仕組みを利用することが出来ます。あなたがすべきことは、あなた独自の「何か」を実現するスクリプトを書くことだけです。

ある程度、VRMスクリプトのスキルを有している人であれば、これ以上何も説明しなくても、ご自身で【何か】シリーズを作ることが出来るように思います。次回以降の解説は読むに及びません。で、そういう方のために「これだけは守っていただきたいお約束」を先に示しておきたいと思います。

(1) 【何か】シリーズのファイル名は、必ず nanika_{ユニークな名前}.vrw にして、他のスクロールと重複しないようにしてください。
(2) headerセクションのtitleの冒頭には、必ず【何か】をつけて、それが【何か】シリーズであることを明示してください。
(3) “【何か】センサー”のメンテナンスは、混乱を避けるためにghostの専権事項とします。再配布はご自由にしていただいて結構ですが、改変したものの配布はご遠慮ください。
(4) “【何か】センサー”への新機能・新仕様の要望があればghostに出してください。禁止はしませんが、安易に派生規格を生み出すことはネットVRM界隈の利益にはならないとお考えください。
(5) “【何か】シリーズ・ベースキット”を使って作成した独自の【何か】シリーズについては、ご自由に配布していただいて結構です。ただし、もし動作に不安があるのであれば、前以てghostにあなたの作ったそれをメール等で送り、チェックを要請してください。

次回から、【何か】センサーから渡されるパラメーターに応じて自動的に編成の走行速度を変化させる“【何か】この速度で走れ(仮称)”を例に、【何か】シリーズの作り方を解説していきます。

次回へつづく>
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