2006/10/23

#23 瑞西からこんにちは−Willi Leopold殿(前編)  VRMユーザー紳士録
今回は、VRMユーザー紳士録として始めて、海外からのお客様をお招きいたしました。

VRM入道(以下入):と言うワケで、よろしくお願いします。
Willi氏(以下W):このような機会を得て、光栄です。

● 世界遺産の街からこんにちは!

入:では、差し支えのない範囲で、簡単に自己紹介をお願いします。
W:私は50歳です。離婚して16年になりますが、既に成人した二人の息子がいます。以前は、広告代理店を経営していたんですが、1995年に大きな病気をして仕事を辞めざるを得なくなりました。2年ほど前からやっと普通の体調になって、今に至ります。
入:それは大変でしたね。
W:体調が快復してからは、Webを通じて世界中の人たちと交わるのが私の趣味になりました。
入:スイスのどちらにお住まいで?
W:ザンクトガレン[St.Gallen]です。スイス東部の中心的な都市で、コンスタンス湖とアルプスの山々に囲まれています。ザンクトガレンの修道院は、中世ヨーロッパを偲ばせる重要な遺構として良く知られていますが、今日ではただの田舎町の1つに過ぎません。ですが、住むにはとても良い所ですよ。
入:ザンクトガレンの修道院は、大聖堂と付属図書館が世界遺産に認定されていますよね。私も妻もかねがね訪れてみたいと思っている地の1つです。
W:是非いらしてください。歓迎しますよ。

● BSP/VRMとの馴れ初めは?

入:では、VRM/Bahnsim PROのお話に入りましょう。WilliさんのBahnsim PROとの出会いはどんなものだったんですか。
W:今年の初夏、店頭でBSPを偶然に見かけたのがそもそもの始まりです。すぐに、それがVRMの独語版であることに気付きました。と言うのも、2年ほど前にI.MAGiCのWebサイトを見て、VRMのことを知っていたからです。
入:逆、つまり日本の我々が、たとえばTRAINZのWebに行き着くのは容易ですが、WilliさんがI.MAGiCのWebサイトに辿りつくのは簡単ではないはずです。どうやってそこへ?
W:TOMIXのWebサイトからです。TOMIX Fine Trackは本当に素晴らしいNゲージ用のレール規格だと思っています。私は日本から直接これを取り寄せました。そのときにVRMのことを知ったわけです。
入:なるほど、そういう経路でしたか!
W:BSPを見つけたときは、それは嬉しかったです。「このソフトでTOMIX Fine Trackのトラックプランを作ることができる!」と。
入:でも、実際は・・・
W:その通りです。私がどんなに失望したか想像できますか。ワクワクしながら帰宅し、BSPをインストールしてそこにFine Trackがない・・・どころか、事実上何もないことに気付いたときのそれを。パッケージには1,000個のオブジェクトと書いてあるのに、ですよ。
入:お気持ちはよくわかります。かく言う私も、BSPを取り寄せてインストールした直後、しばらく呆然としてしまいましたから。
W:かつて、私はヨーロッパにVRMが入ってこないことに立腹していました。そして今、私は新たな失望に直面しました。この際、BSPなんか捨ててなかったことにしよう、と思っていました。あの日までは。
入:あの日・・・とは?
W:何の気なしにbhvのフォーラムを訪れたとき、そこに新しいものを発見した日です。そこには、1つのURLが書かれていました。ghostの“Bahnsim Pro / VRM News from Japan”です。
入:ほぉ・・・って、オレかい!?

● Willi vs Raziela@bhv

W:あなたのWebサイトにたどり着いたことですべてが変わりました。
入:・・・いや、実際は何も変えることが出来なかったので、そう言われると、穴があったら入りたい気分なんですが。
W:あなたは、私の「ghostの記事を独語訳したい」という申し出を快諾してくれました。あの時、私はこう考えていました。私同様にBSPのパッケージ内容に不満を感じた人たちに、日本からの情報をドイツ語で提供することができれば、その流れに乗って、BSPの新たな拡張パッケージを得ることが出来るのではないかと。
入:私がBSP/VRM News from Japanを始めた理由も、まさにそこにあります。そういう意味で、Williさんの登場は、私にとっても渡りに船でした。何せ、ドイツ語は駄目なもので、bhvフォーラムを読むのも苦労しましたから。bhvフォーラムと言えば、実は私は、フォーラムでのWilliさんの発言を、逐一翻訳して、日本のVRMユーザーに伝えていたのですが。
W:え・・・アレを翻訳していたんですか。うーん、時に少し怒り過ぎていたので、恥ずかしいですね。
入:bhvに対しては、どのような感想をお持ちですか。
W:当初から、彼らに鉄道シミュレーターに関する知識がないことはわかっていました。彼らが、単に転売で益を求めているだけであることも。しかし、あなたと共に彼らに道を示して共感を得ることが出来れば、彼らをその気にさせることが出来るのではないか、と思っていました。
入:しかし、現実にはbhvは既にギブアップ状態で、フォーラムで「BSPは死んだ」と発言した方もいます。
W:確かに、BSPは死んでしまったようですね。残念なことです。そもそも、日本の市場に比べて鉄道シミュレーションの激戦区である欧州において、ミニマムパッケージのみで収益を得られると考えた、彼等の甘さが招いたことだと思っています。
入:この問題、つまりBSPがまるで元からなかったものであるかのように消えていこうとしているこの事態に対する、I.MAGiCの態度についてはどうお考えですか?
W:I.MAGiCは本当にヨーロッパの市場に関心があるのだろう、と思っています。他に、BSPによって最初の一歩を刻む・・・これは結果的に失敗に終わろうとしていますが・・・理由や、EuroExpressシリーズを始める理由が、私には思い浮かびません。もちろん、彼らの本心が、ライフサイクルの終わりを迎えた製品(訳注:VRM3のこと)を使ってちょっとした小金を稼ぐことだけにあった、と考えることも可能でしょうが、そうは考えたくないですね。

後編へ続く】
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