2006/11/29

Half & Half/花形見鶴太郎氏  霊魂補完計画

以下はI.MAGiCレイアウトコンテスト2006参加作品のレビューです。作品は結果発表のページからダウンロード可能です。

王道である。

欧米はさておき、我が国にあっては一室を占有するかの如き鉄道模型レイアウトは、鉄道模型人口の全体の中にあっては例外中の例外であって、決して鉄道模型趣味の王道ではないのである。そして、お気に入りの本線級の長編成列車の颯爽たる走行を楽しまんと欲すれば、必然的に本作の如き、モジュールレイアウトに行き着くのである。

VRMは仮想世界の鉄道模型であるからして、巨大レイアウトの製作を阻む現実的な制約はない。しかし、だからといって巨大・高密度レイアウトを作らなければならない、という法はない。むしろ、それに要する多大な時間と精神力を省みずに玉砕するVRMユーザーのなんと多いことか。そういう意味において、花形見鶴太郎氏がやってみせた、リアル鉄道模型においては定石中の定石であり、かつ、VRM界隈的には新奇なこのアプローチ(※)は、もっと唱導されて良いと思う。

※複数の古参ユーザーの証言(コレとかコレとか)から、同様の試みが過去にあったことがわかっているが、残念ながら現時点においてネット上には記録が残っていない。

無論、ボクはただ「モジュールレイアウトを真似ろ」と言いたいのではない。本作において、モジュール様式はあくまでも手段であって目的ではないのだ。では、氏の目的は何ぞや。それは、お気に入りのヘッドマークを掲げた優等列車が颯爽と走る様を楽しむことに尽きるのである。見よ、氏がレイアウトに組み込んだヘッドマークの数々を!

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ヘッドマーク・方向幕がカストマイズ可能になったのは、VRM3に対するVRM4の大きなアドバンテージであるのだが、これまで、それを前面に押し出した作例をついぞ見なかった。これこそ、VRM4の王道の1つではないか。

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<ちゃんと“回送”もあるぞ>

また、本作は各種スクロールを組み合わせて、信号閉塞動作も組み込まれている。颯爽と走る色鮮やかなヘッドマークを掲げる特急列車、システマチックに動作する信号機、まさにVRM4の王道である。

大賞作“現代ローカル風景”、またVRM4部門賞作“夏の日の幻想”を引き合いに出すまでもなく、情景を精密に作り込んだレイアウトが、少なくともレイアウトコンテストにおいては高く評価されるのは偽らざる事実である。が、これはVRMの幅広い自由さ、面白さのほんの一面を示しているに過ぎない。

むしろ、それを承知の上で、敢えてご自身の楽しみ方をもってレイアウトコンテストに挑んだ花形見鶴太郎氏に、ボクは拍手喝采を送りたいと思うのだが、諸兄の賛同や如何に?
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2006/11/28  21:26

投稿者:moko
花形見さんには申し訳ない話かもしれませんが、ボクがこのレイアウトをプレイしてるとき、ヘッドマークがこんなにも収録されていることに気付きませんでした。
モジュール型という発想にもそうですが、全体的な仕上げ方等色々と見習う点が多いです。
リアル鉄道模型に於いても。

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