2007/1/24

ネットVRM界隈ではてなブックマークを活用することの本当の意味合い  電波ゆんゆん
言うまでもなく、YouTube以外にも類似のサービス(独自の配信機構を有する動画アップローダ)はいろいろあるワケですが、こと、ネットVRM界隈においては、昨年末から俄かに流行し、コレの屋台骨にもなっているはてなブックマークとの関係で、少しだけ特別な意味合いがあります。気付いている人は既に気付いていると思いますが、念のために書いておきます。

注意:以下に書く内容は、偶然の積み重ねとしてそうなるのが面白いのであって、狙ってやることではありませんし、むしろそれを狙って仕組むことは(たとえ善意による他人の作品の推挙であっても)背景を知らない人からは批判の対象にもなり得ます。そこらへんは賢明に判断してください。意味のわからない人は、へぇ、と思うに留めて軽挙妄動しないように。

結論から言うと、YouTubeの動画をはてなブックマークして、これがいわゆる「ホットエントリ」になると、しばらくの間、はてなブックマークのトップページに・・・

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<1/22の早朝にキャプチャしたもの>

プレビュー画像付きで掲載されます。赤矢印で指しているのは、我らがVRM動画の雄、junichi氏の近作“暴走車掌車”です。


これが純粋に機械的な出来事であることを忘れないでください。junichi氏の動画が、何かその筋の権威から認められてピックアップされたワケではありません。たまたま(プライベートモード1名を含む)5人のはてなブックマーカーによってブックマークされたから(本稿執筆時)こうなったワケです。

この動画のブックマークページを見ると、ホットエントリ化(3ブックマーク以上の獲得)を推したのがボクを含むネットVRMユーザーであることがわかります。記憶によれば3つ目のブックマークは45-50s氏ではなく、匿名の誰かだったように思います。万が一その方がこれを読んでいたとしても、名乗り出るには及びません、念のため。

もちろん、ネットVRMユーザーには「ホットエントリ化するとココに掲載される」という共通の動機はありますが、それに誰の何を推すかは事前に相談しているワケではありません。事実、[vrm]タグの新着ブックマークページを見ると、多くのエントリが2つまでブックマークを獲得し、それで止まっていることがわかります。つまり、ネットVRMユーザーのブックマークするかしないかの判断は意外にシビアで、決して馴れ合いやお義理や自己喧伝のセルクマに陥っていない証拠です(その個々の判断の妥当性については、本稿では捨て置く)。

なにはともあれ、こうして“暴走車掌車”はホットエントリ化しました。この時点で何が起こったか、というと、我々ネットVRMユーザー的には「とれたてに載る」ということになりますが、それはむしろオマケであって、重要なのは、この時点で当てられたタグ[動画][さらにすごい][YouTube][これは面白い][待ってました〜][movie]に関心を持っている人たちが適時チェックしているであろう、それぞれのホットエントリページにも掲載され、そして、YouTube動画であればトップページにもしばらく掲載される点にあります。

※余談ながら、少なくともボクにとっては、これが氏のweblogのエントリではなくYouTubeのページをブックマークした理由です。氏のレイアウトがどこでダウンロード可能であるかは、指し示さずともVRMユーザーなら察しがつくでしょうし、junichi氏はこれにお怒りになるような狭量な方ではないのを存じていますから。
なお、トップページに掲載されるのは非動画のエントリも実はそうなのですが、流れる速度が全然違う(ブクま数の少ないものはすぐに消える)ので、本稿では無視しています。

実際、おそらくは[YouTube]タグを手がかりに面白げな動画を探していたのであろう、はてなID:wartanenemon氏が、翌日になって“暴走車掌車”をブックマークしています。なぜ「面白げな動画を探していたのであろう」と推測できるのかと言うと、氏の22日のブックマーク記録を見ると、“暴走車掌車”の直前もYouTube動画だからです。

さらに、wartanenemon氏は、YouTube側の分類タグ[vrm]つながりで、以前にボクがアップロードしたVRM動画もブックマークされたようです。YouTubeでは、動画再生中に、関連度の高い動画が横に並びますよね。アレです、多分。氏がこれらが“鉄道模型シミュレーター”つながりであることを認知されたか否かは知りようがありません。しかし、こうして、おそらくこの瞬間までVRMに縁がなかったであろう方に、その存在を大なり小なり印象付けた(それがVRMだと認知されていなかったとしても)ことは間違いありません。

そして、最も重要なことは、“暴走車掌車”の作者であるjunichi氏も、ブックマークしたネットVRMユーザーも、誰もwartanenemon氏を狙ってこれをやったのではなく、動画作りにせよ、ブックマークにせよ、銘々の極々個人的な楽しみなのであって、誰に強制されるワケでもなく勝手にやったことだ、という点です。そして、このケースにおけるwartanenemon氏の立場からすれば、誰に頼んだわけでもなく、こうした偶然の積み重ねとはてなブックマーク/YouTubeの仕組みによって、自分の(たとえそれが一瞬のことであっても)興味の持てるコンテンツに辿りつけた、という点です。

恣意的にこれを引き起こすことも出来ます。つまり、裏で気脈の通じた複数名(同一人物による複数アカウント取得でも可、ただしサブアカウントを除き、はてなでは禁止行為)が宣伝したい何かをブックマークすれば、ある分野に関心のある人たちを狙って、特定の何かの周知を図ることが出来ます。が、このような“弱点”には、当然多くのはてなユーザーも気付いていて、そういう“あからさまな宣伝行為”をおこなっているユーザーを特定して、晒し者にするのを趣味にしている方もいるようです。調べりゃ、すぐにわかりますから。そういう軽率な宣伝をする人は、大抵、自分の意図を隠蔽するほどの知恵がないんですね、不思議と。

ネットVRM界隈で俄かにはてなブックマークが流行し出した時点で、最初にボクが危惧したのは、そういうことをしている人たちの中でも、自己宣伝行為の醜悪さを示す啓蒙ではなく、単に誰かを晒し者にすることだけを目的にしている手合いの方に、ネットVRMユーザーの誰かがターゲットされてしまうことでした。幸い、ボクの知る範囲でそういうことは起きていないようですが、可能性としては常にありますし、これは相手がどう認識するかの問題なので、本質的にリスク回避の手段がありません。何をしても、難癖をつけられるときはつけられますから。気付き次第、ボクが介入して収拾を図りますが、もし読者諸兄がそういうトラブルに巻き込まれた場合は、ボクにご相談ください。くれぐれも喧嘩腰で応じないように、ややこしくなるので。

まぁ、そういうリスクも潜在してはいますが、はてなブックマーカーな皆さんが、自分が面白いと思うもの、他の人にも知って欲しいと願うもの(VRM関連に限らず)に、適切なタグを付けてブックマークし続けることは、大枠においては有益なことです。そして、それは結果的に、もしVRMを知れば関心を持つポテンシャルを有していながらVRMに縁のない人に、良質なVRMコンテンツの紹介を通してその縁を提供する好機ともなります。

ただし、それはあくまでも副産物であり、本質的には銘々が自分の面白いと思ったものをピックアップすることです。恣意的な結果は、むしろ目的を阻害します。あくまでも正攻法で。偶然の結果が、目的達成のための、迂遠なようで着実な手段となります。ここを見誤ると、自分だけでなく他人をも巻き込むトラブルになりますから、そこは賢明にやりましょう。

しかし、ボクが言いたいのは、だから気をつけろ、ではありません。トラブルが起これば、それはボクが収拾しますから、皆さんは心配しなくていいです。むしろトラブルを起こしてくれた方がいい。なぜなら、ボクの究極の望みは、トラブルも含むこの一連のムーブメントを通じて、皆さん一人一人が“あるコト”に気付いてくれることだからです。だから、大胆不敵に、かつ、冷静沈着にブックマークに励んでください。よろしく。
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