2007/3/27

VRMレイアウト公開は増えた方が良いのか、という疑問  電波ゆんゆん
そりゃ、ないよりはあった方がいいでしょう。
問題は、それが本当に銘々のネットVRMユーザーが“やりたいこと”なのか、です。
過去の[サウンド議論]や[立体視]においてVRM界の流れを見ると、

誰かが議題を出す

興味を持った別のユーザーがそれについて検証したりコメントを出す

といった流れで話題に対して目に見える形で人が集まります。それと同時に自分が話題の最先端をいくことも出来るし、自身のブログにも人が来ると言う訳です。労力対効果を見れば手軽にブログ読者を確保できますから運営していく側も手軽に参加できていいのでしょう。

(中略)

外部では「鉄道模型シミュレーターとは仮想空間内の鉄道模型で遊ぶソフトだ」と宣伝されているのに、ユーザーサイトを覗いて見れば、VRMソフトの仕様限界を駆使(?)して「狭く深い」議論をしています。

上引用のCaldia氏の言及を足がかりに、ちょっと考えてみましょう。


氏の言及を簡潔にまとめると以下の3点になるでしょうか。

(1) ネットVRMユーザーがコンテンツをWebに公開する動機は、自分が注目され一目置かれることである。
(2) ネットVRMユーザーが注目して欲しいと願っている相手は、他のネットVRMユーザーである。
(3) ネットVRMユーザー以外からこれを見ると、わけがわからないだろう。

これは、ボクも繰り返し述べていることなので、まったく同意です。

気分を害する人がいるであろうことを承知の上で言うと、(1)注目されたい癖に、極一部の(2)内輪にしか理解されないことを嬉々としてやり続ける人は、ボクから言わせれば滑稽です。要するに視野が狭い。ですが、仮に当の本人が、その(3)狭い範囲の人に注目されさえすれば満足だ、と言うのであれば、これにケチをつけるのは野暮でしょう。

“インターネットに何かを発信するからには、内輪ウケは避けるべきである”なんていうドグマも、別の意味で視野が狭いと言うべきです。個人的には理解し難いことではありますが、世の中には、如何にして検索エンジンを避けつつWebを営むか、を至上命題にしている人だっているワケで、それはそれで(たとえ滑稽に見えたとしても)1つの選択としてアリでしょう。そして何より、ボクとしては“独り勝ち”で都合がいい。

冗談はさておき。Caldia氏の言及は、言外に「本当は、キミらはネットVRMユーザーだけでなくて、ネットVRM界隈の外から注目されたいんじゃないの?」という問いかけを含んでいるのだろう、と思います。これを逆説的に述べているのが「外部では〜」で始まる下りですね。これをよりストレートな表現に改めれば、

外部では「鉄道模型シミュレーターとは仮想空間内の鉄道模型で遊ぶソフトだ」と宣伝されているのだから、ユーザーサイトはVRMレイアウトの公開を通じて「広く浅く」訴えるべきではないか。

みたいな感じでしょうか。

で、ここに2つの疑問が浮かびます。

※ 念のために書き添えますが、以下の反論は、Caldia氏に対するものではなく、氏の言及からボクが構築した仮想論敵に対するものです。ボクは、議論を提起したCaldia氏を高く評価しています。

第一に、既に前述しましたが、本当にネットVRMユーザーはネットVRM界隈の外部からの注目を欲しているのか、という疑問。少なくともボクはそう思いません。大半のネットVRMユーザーは、外部の批判に晒されるリスクよりも、内部での馴れ合いを望んでいるように思います。これを変えるには、外部の批判に晒されるリスクに見合う報酬を示す必要があります。報酬は、理念ではなく、具体的な何かでないといけません。理念が伝わらないことは、ボクが1年がかりで証明済みですから。いや、ボクが言葉足らずなのか。

与太は捨て置き、具体的な報酬とは、たとえばI.MAGiCが販促に貢献しているユーザーに何らかの利益供与をするとか、そういうことです。ある意味、スーパーバイザー制度がこれですが、そのようには機能していません。“とれたてVRM”も、似たような意味合いを有していますが、ネットVRMユーザーの互選に拠っていることが仇となって、これもうまく機能していません。他にもう1つ、I.MAGiCが直接関与しないパターンを、既にボクが我が身を以って示していますが、まぁ、これは捨て置きます。

第二に、仮にネットVRMユーザーがネットVRM界隈の外部からの注目に飢えているとして、その解決手段としてVRMレイアウトの公開が相応しいのか、という疑問です。結論から言うと、レイアウト現物を配布しても、作者と同等かそれ以上のパッケージ環境を持っていないと情景が欠落する上、VRM4ではスクリプトが足枷となって、ビュワーの起動すら出来ません。実は、レイアウト配布という手法は、ネットVRM界隈の内輪的な現状よりも、それ以上に内輪的な性格を有しています。

むしろ、スクリーンショットや動画といった方法論の方が、非VRMユーザーの視線を惹く手段としては適しています。それは既に実行されており、多分それは一定の効果を挙げています。問題があるとすれば、個々のネットVRMユーザーが、それを実感していないことでしょうか。一般的なWeb閲覧者は、たとえ自分が魅了されたWeb/blogであっても、コメントを残したりメールを書いたりすることは滅多にありませんから。

たとえば、VRM4パッケージのインストーラーのユーザー登録ダイアログに「VRM購入のキッカケは?」みたいなアンケートを設けてもらって、「VRMユーザーのWeb/blogで面白そうだと思ったから」に回答した人の数をI.MAGiCがリアルタイムに公開でもしてくれたら、風向きが変わるかも知れません。

長くなったので、明日以降に続きます。
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