2007/3/28

VRMレイアウトの公開が少ない現状は駄目なのか、という疑問  電波ゆんゆん
昨日の設問の裏返しですが。
もちろん、決して“駄目”じゃないでしょう。
ユーザーサイトを覗いて見れば、VRMソフトの仕様限界を駆使(?)して「狭く深い」議論をしています。

Caldia氏の言及は、やや揶揄的というか、ネガティブなニュアンスを含んでいますが、その「狭く深い」議論が、氏のエントリタイトルにも含まれる“ポータブル編成”等の成果物を生み続けているのは、紛れもない事実です。

ボク個人の立場から言えば、Caldia氏も言及していた[VRMサウンド論議]がなければ、元来“音鉄”に関心がなく、VRM用PCにスピーカーすら付けていないボクが、件のスクロール群を作ることはありえなかったワケで。手前味噌ながら、あのレベルのスクロールが書ける人はネットVRM界隈にはボク以外にいませんから、それだけでも「狭く深い」議論の価値を認めるには十分のような気もします。アレが皆さんに受け入れられるか否かは別にして。


逆に、Caldia氏が、今回の議論に口火を切った記事ですっかり失念していた、まゆきち氏Tatsuo氏のご活躍に思いを馳せると、ご両所ともコンスタントにVRMレイアウトファイル現物を公開し続けておられますが、意外なほどに他のネットVRMユーザーとの間に相互作用が生じていないことに驚かされます。

もちろん、これにはいくつか特殊な事情があります。ご両所ともボクのネットVRM界隈参入以前からの古参ユーザーであり、パッと出が批評するのは憚られる存在である、とか。レイアウト製作スタイルがそれぞれに特殊で、必ずしも問題意識を共有できないとか。Webサイトの構成がWeb1.0的に過ぎ、仕組み的に相互作用を起こしにくいとか。そういう事情があるので、当初の言及に際してCaldia氏が失念しておられたのもむべなるかな、とは思うワケです。

が。

これはボクが個人的に?に思っておることなのですが、本年の頭に、いわゆる狭義の(相互作用を活発におこなっている)ネットVRM界隈の一員と認められるKSMaster氏が公開したレイアウトは、なかなかの出来栄えであったにも関わらず、いくつか年賀の挨拶を兼ねたコメントがついたものの、その後に何も派生させることがなく(厳密に言うと、ボクがm4g/1.0規格でコンプレッサー音にこだわったのは、氏のレイアウトの印象に拠るところが大きいので、皆無ではないです)“とれたて”のホットエントリにすらなりませんでした。

前述の両御大のケースも含めて、素直にこの目に見える現象を解釈すると、ネットVRMユーザーは、自分以外のVRMユーザーがネットに公開するVRMレイアウト現物に無関心であると考えざるを得ません。誰も関心を払わないものを、苦労してまで提供しようという酔狂な人はいないでしょう(ボク自身はちょっと棚上げして)。

改めて、本稿の設問に戻ります。
以上の考察から導かれる“VRMレイアウトの公開が少ない現状は駄目なのか?”に対する回答は、

・駄目ではない。
・あっても誰も関心を払わない。
・なくてもいい。

です。

いや、ちょっと待て、と。

どうにもこの結論は、直感的に受け入れ難いものがあります。確かに、ここまでに至るネットVRM界隈の流れを観察すると、上記のような論理的帰結を見るのですが、理屈抜きで納得し難いものを感じませんか?

思うに、Caldia氏が今般提起してくれた議論の焦点はそこにありそうです。つまり、ボクもそうですし、読者諸兄もそうだと思いますが、誰もが「VRMレイアウトの公開が少ないのはおかしいんじゃないか?」と感じていつつも、敢えて誰も着手しないし、欲しいという声もあげないし、公開する人に「あなたの公開を歓迎しますよー」というシグナルも発しない、この現状を生んでいる「何か」がきっとあります。

それが何であるかがわかれば、新しい潮流を起こすことが出来るかも知れません。逆に、その何かに関心を払うことなく、誰もが「誰かがやってくれないかなー」と口を開けて待っていれば、おそらくネットVRM界隈はずっとこのままでしょう。それはそれで悪いことではなく、今後も生産性の高いコミュニティとして「狭く深い」ものを生み出し続けていくでしょうが、同時にモヤモヤとした「何か」も存在し続けることになります。

と言うワケで、読者諸兄の「何か」探しへの参戦に期待します。正解が存在するかどうかどうかすらわからない議論への参加は、恐ろしく敷居の高いものと感じられるかとは思いますが、正解がないということは、何を言っても間違いではない、ということでもあります。

*     *     *

蛇足ですが。やろうと思えばいつだってやれるレイアウト公開(パッケージ限定レイアウトだって簡単に作れます)を、敢えてボクがやらないのは、この「空白地」を埋めるのは、ボクの仕事ではないと思っているからです。昨日はふざけて“独り勝ち”なんて嘯きましたが、それがボクの望むところでないことは、賢明な読者諸兄はよくご存知のことと思います・・・大丈夫ですよね?

ちなみに、本年のレイアウトコンテストも含めて、今年末あたりまでに気合の入ったVRM4レイアウトを作り貯めておくと、いいことがあるかも知れませんし、ないかも知れませんので、よろしくです。
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