2007/3/29

VRMレイアウト公開が増えても無駄なのか、という疑問  電波ゆんゆん
“という疑問”シリーズ、第三弾。
いつのまにシリーズ化したんだ?

それはさておき、殺風景続きもアレなので、“とれたて”で流れちゃった過去画像から一枚貼っときますね。

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設問“VRMレイアウト公開が増えても無駄なのか”の答えはもちろんNo、つまり決して無駄ではない、ですが、ただし「やり方による」という注釈がつくことになろうかと思います。

ネットVRM界隈に限って言えば、VRMレイアウト現物の配布・公開は、反響を呼ぶことがあまりないようです。冷静に考えてみると、リアル鉄道模型の世界においても、“レイアウト製作”というのは決してメジャーな楽しみ方ではありません。人口だけで言えば“車両コレクション”が第一であり、続いて“車両改造・製作”といったところが現実ではないでしょうか。

上に貼った画像は、はてなフォトライフに投稿されたスクリーンショットの中でも、レイアウトの全景がワンカットに収まっている唯一のものを抜いてみました。サイズの問題もありますが、定尺(1,800x900mm)くらいであれば、ビュワーのレンダリング範囲に収めることは可能です。でも、既に100枚以上ある中で、このアプローチのものはコレだけです。大半のスクリーンショットは、車両にフォーカスされています。っつーことは、やはり誰もレイアウトに関心がないってことなんでしょうか?


もちろん、んなワケないです。

確かに、車両のディテールに目がいきがち、という傾向はあります。が、先にも分析したように、とれたてでホットエントリに出てくるスクリーンショットは、大抵、むらP氏の手になるこれのように、やや引き気味の構図で全体の情景を捉えたものです。

以下、やや根拠に欠ける独断になりますが、おそらくそういう“マクロ視点”の構図のスクリーンショット作例が少ない最大の理由は、もちろん、VRMレイアウト作りが想像するほど容易ではない、ということもありますが、それ以上に、ネットVRMユーザーの多くが共通して(1)多作への強迫観念と、(2)同一レイアウトから複数のスクリーンショットや動画を生成することへのためらいを持っているからではないか、と思います。

たくさん作らなければならない、でも、同じレイアウトからたくさんスクリーンショットを作ると格好悪い、という2つの思い込みが、“ミクロ視点の小ネタ”が氾濫する背景にあるのではないでしょうか。これは、先に引用したCaldia氏の言及の「労力対効果」にも通じるものがあります。まぁ、半分くらい、ボクのせいかも知れませんが。

で、敢えて申し上げたい。

これまでネットVRM界隈を飛び交ったWebコンテンツの中でも、ボクが理想形の1つだと思っているのが、おいちゃん氏によるVRM3紙芝居です。これは、VRMレイアウトとしてもかなり大型のそれ1つから、概ねトラックプランに沿って大量のスクリーンショットを生成し、それぞれにコメントが添えられた巨大なコンテンツです。

これがどのくらい凄いかというと、酔狂で英語版Weblogで取り上げたら、ドイツ人をしてbhvのBBSで「オレたちにもこんなのを作らせろ!」と言わしめ、その結果、BahnsimPROにトドメの一撃を加えたくらい凄いワケです。いや、トドメはギャグですが。要するに、母国語の異なる人にその魅力が伝わるほど“わかりやすい”ということ。

ここで言う“わかりやすい”は簡単だとかレベルが低いとか、そういう意味ではないです。わからない人、知らない人に何かが伝わるコンテンツこそ、作る者にとって難しくレベルが高いのであって、ネットVRMユーザーだけに理解されて一見小難しそうに見えるコンテンツこそが、簡単でレベルの低いものなんです。つまり、ボクがここでやってることこそ、簡単でレベルの低いことです。

昨日も書きましたが、そういうコンテンツ、つまりCaldia氏の言葉を借りると「狭く深い」コンテンツになりますが、そういうものも、それはそれで価値があります。が、誤解を恐れずに言うと、「狭く深い」ことを書いていれば自分が格好良く見えるはずだ、という誤解に基づいてそれをやり続けることは、正直、格好悪いし時間の無駄使いだと思います。ボクがそうであるように。

特に、背伸びしたい年頃(必ずしも未成年とは限りません)の諸氏からすると、おいちゃん氏の紙芝居のようなコンテンツは、ベタと言うか、泥臭く格好悪いものに思えるかも知れません。が、長い時間を費やし、継続して蓄積されるああいうコンテンツこそが、ある意味において最高にクールで格好良いものだ、とうことは知っておいてもらって損はないと思います。

最初の設問に戻りますが、“VRMレイアウト公開が増えても無駄なのか?”という問いに対する答えは、レイアウトを公開する人が、それをネットVRMユーザーにしかわからない形でやる限りはYes、つまり無駄に終わる公算が高いです。逆に、おいちゃん氏の紙芝居のような手法を伴う場合、ネットVRM界隈におけるその価値は、極めて高いものになることでしょう。
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