2009/1/7

月イチ図書館・のんびりできない  

お正月はコタツに入ってのんびり読書、の予定だった。
が、年末にDVDを大量に借りてしまい、買ったばかりのプレイヤーと
悪戦苦闘しているうち、いつものように返却日間際に慌てて消化することに。

『死亡推定時刻』朔立木 光文社
埼玉で富豪の娘が誘拐され身代金の受け渡しに失敗、絞殺体となって発見。
若い男が容疑者として逮捕されるが・・・。

作者は現役弁護士らしい。警察の取調べ、裁判所の中身など真実味に迫る。
裁判員に選ばれてこんな事件を担当させられたら、かなんなあ。
まさか警察・検察側が事実を隠蔽するとは思わないもの。
供述書なるものは「被疑者は○○と言った」ではなく、
「被疑者は○○と言った、と検察は主張している」と読まなくてはならないのね。
これなら実生活にも役立ちそうだ。生きている人間は無意識に嘘をつく。
「真実はすべてご遺体が知っている」とある検視医も言ってたっけ。
多くの人に歓迎されていない様子の裁判員制度だけれど、
あれは誇り高い裁判所から出された判りにくいSOSかも知れない。
今、何とかしなければならない状況に陥っているのかも知れない。


『ユージニア』恩田陸 角川文庫 
30年前、医師の邸宅で開かれた祝いの席で、大量殺人が行われた。
その10年後、関係者のインタビューを基にした論文が出版される。
作品は20年前のインタビュー時を再調査する形で進んで行く。

ストーリーも謎も二重三重に取り巻いた堀のよう。
それぞれの人物が語る口語体をゲームのように攻略していく。
文庫版を借りたのは失敗だった。ハードカバー版はかなり凝った印刷なんだとか。
フォントを使い分けたり、斜め向いてたり、行数が違ったり。
リビングに掛けた今年のカレンダー(新聞屋さんからもらった)は
何の変哲もない無粋な書体でフォントフェチの気がある私は、がーっかりなんだ。
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