2011/2/7

月イチ図書館・表裏一体  

娘が大学の試験中で家にいる。昼まで寝ている。
起きるとネットを占領している。うっとうしい。
のこのこ映画を見に行けないではないか。大人しく家で本でも読んでいよう。


『極北クレイマー』海堂尊 朝日新聞出版
北海道の破綻寸前市立病院に赴任した外科医・今中。
全くやる気のないスタッフとお金をくれないお役人相手に
孤軍奮闘できず、大きな潮流にあっぷあっぷ。
公立病院の経営難と産婦人科の医療過誤問題を取り上げ、
シリーズ『ジーン・ワルツ』と一対をなす。
風の噂に聞くところ、某赤字病院に業を煮やした債権者が
経営コンサルタントを送り込んだら、あっという間に黒字転換したらしい。
病院の経営は医師やお役人でなく専門家にお任せした方がいいんでは?


『死亡フラグが立ちました!凶器はバナナの皮!?殺人事件』七尾与史 宝島社
伝説の殺し屋「死神」。被害者は死神がジョーカーのカードを送ってから
24時間以内に絶対に殺人とは知られず事故死として処理される。
その話を追う雑誌記者・陣内と先輩の本宮。
ありとあらゆる所に張り巡らされる偶然の罠をジェットコースターのようにかいくぐる。
なんと最終兵器は「バナナの皮」!というおちゃらけさ。
ネットの中で次々と生まれる新しい言葉にはいちいちついていけないけど、
「死亡フラグ」や「死ぬ死ぬ詐欺」なんてよくできてると感心する。
その言葉がなかった時ってどうやって表現してたんだろう。


『京都・同和「裏」行政 現役市会議員が見た「虚構」と「真実」村山祥栄 講談社+α新書
一筋縄ではいかない京都市行政。その一つが同和団体との癒着。
数年前にニュースにもなった市役所職員の不祥事や逮捕。
原因となった人事・総務制度を見直す時期が来たと著者は訴える。
京都には私のようなヨソ者にはびっくりするような事が偶にある。
結婚した当時、まだ京都市職員の採用に出身地区による優先枠があったのだ。
広報を見て「これは何や?」と頭を悩ます私に夫が逐一教えてくれた。
(現在はこの制度は廃止されている)
地域による就職差別や経済格差が確実に存在していた頃ならまだしも。
公務員としての資質を明らかに欠いている人物を採用しては一般市民が迷惑する。
採ったならちゃんと教育すればいいだけの話なのだ。手を抜きましたな。
でも最近は区役所窓口や市バス運転手の対応も随分ましになったと思うよ。
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