2015年度の大豆トラスト作業工程もいよいよ終わりに近づきました。今回は、畑にまとめて乾燥させた大豆を脱穀する作業の様子をお伝えします。脱穀期は畑にトラクターで運び、作業しやすいように大豆の山のそばに設置します。

あとはこの脱穀機を作動させて、乾燥させた大豆の枝を口の中に放り込んでいきます。機械の中で莢から出された大豆は、機械の底にコロコロ転がり落ちてそこから機械のわきにある袋の中に送り込まれます。豆以外の枝などは吹き飛ばされたりベルトで運ばれ機械の外に送り出されます。機械の周りは、砕かれた枝やほこりが舞いマスクやゴーグルをつけていないと大変です。

よく乾燥された大豆は、脱穀期に入れる前から零れ落ちたり、また機械に残らず外に吹き飛ばされたリと、畑の中にたくさん残ってしまいます。全部はとても取り切れませんが、少しでも無駄なく収穫したいのでこぼれた大豆は脱穀機が移動したあとにみんなで一粒一粒丁寧に拾っていきます。

この作業は、地味ですが人数もそれなりに必要で主に女性たち手と口を動かしコツコツと行います。

作業中の休憩時間には斎藤さんからのミカンの差し入れがありました。食べるのに夢中で写真撮り忘れです。
9日の作業は、とりあえず終了しましたが、まだすべて終わったわけではありません。日曜日、月曜日と作業は続きます。
作業の後は、恒例の宴農の時間です。今回も、夷隅から参加のFさんの持ち寄られたおいしいごちそうなどが並びました。その一部です。

みやもと山のソーセージ、ゆで卵に、落花生おおまさりのゆでピーナッツ。

Fさんからのゆず、イチジクの赤ワインと砂糖で仕上げたコンポート。羊羹など。

野菜もたっぷりです。奥の真ん中は、白菜の白キムチだそうです。そのほかにも搗き立ての餅の納豆餅、あんこ餅など、お雑煮もいただきました。
この日も空は抜けるように青く、外での食事は、話も弾みます。

子供たちも合わせて20名の参加者の皆さんは、暖かい日差しのもと楽しい時間が過ごせたようです。

宴農の締めくくりは、ふみちゃんの語り。今回は、文ちゃん風にアレンジされた神話の物語。
とてもよくできたお話で、みなさん引き込まれてしまいました。

次回の予定は、2015年度トラスト最後の作業、味噌仕込みです。3月5日6日を予定しています。
室内での作業になります。軍手などは必要ありませんが、衛生上、エプロン頭巾などご用意願います。

収穫された大豆はこの後、斎藤さんの手作業でごみなどを除く選別が行われ、味噌仕込みに備えられる予定です。

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