「雨のTOKYO STATION 泣いてるSTATION」
映画
昨日の続き。
石橋凌主演
『さらば相棒』は、A・R・Bの同名の曲を基に、監督の
宇崎竜童とこれまたディレカンに所属していた
黒沢清(
『神田川淫乱戦争』の前だから、当時はまだ8ミリしか撮ってない)が脚本を担当している。
石橋演じる駆け出しのロッカーが、ヤクザな音楽事務所に騙されて自滅していく姿を、恋人(
にっかつロマンポルノの太田あや子)と相棒(山根銀次)の友情をからめて描いている。
ミュージシャンも
体育界系のノリだから、先輩の命令で後輩が
ピンク映画ながら主演したんだろうな。
事務所の社長が
安岡力也、そしてモチロン
裕也さん(大先輩)も出ている。
(石橋を刺し殺すシャブ中の元ロッカーの役ね>
というわけで、今日はその
内田裕也主演の
『エロティックな関係』 のビデオ。
この頃、裕也さんはなぜか、
自分がかつて主演した(不幸な?)映画を、また
自分の主演で
セルフリメイクしていた。
この映画も
長谷部安春監督のロマンポルノ
『エロチックな関係』(微妙に違う。)を
若松孝二監督がオールフランスロケで撮る。
探偵 内田裕也→内田裕也
秘書 加山麗子→宮沢りえ
黒幕 南原宏冶→ビートたけし って感じ。
映画は、ハードボイルドながらなぜかホノボノとしていて、
繰りかえされる
朝のカフェのシーンとラストに流れる
<LA VIE EN ROSE>が印象に残る。
で、若松監督の
『餌食』も、
後に
義理の息子になるモックン共演でリメイク。
こちらは題名が、
『魚からダイオキシン!!』
主人公 内田裕也→内田裕也
老人 梅津栄 →佐藤慶
音楽 レゲエ →クルド人の音楽 って感じ。
これには、
自分が出馬した91年の都知事選まで入っていて、
監督がなぜか
宇崎竜童だったりする。
このオークションは終了しました。
『さらば相棒』当時の宇崎竜童の貴重なインタビュー掲載の
『movie magazine』28号はこちらを見てね。

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