2007/9/26
「ジャームッシュとカウリスマキの違いとは?」
映画
昨日に続き、ジャームシュについて。
最近の
『デッドマン』や
『ゴースト・ドッグ』は、つまらないけど、
初期の作品は、
Coolで、とぼけていて
素敵だった。
最高なのは、やはり
『ストレンジャー・ザン・パラダイス』だろう。
ヴェンダースの
『ことの次第』の余ったフィルムから作られたのが、
この映画の第1部
(日本名は「新世界」!?)
モノクロ高感度フィルムだったので、粒子の荒れた昔の写真みたいな画面になっている。
TVディナーや、競走馬 、
エヴァのデートをじゃまして、ウィリーとエディも見に行くのが
<カンフー・ムービー>だったり(こういう映画館がもしかしてグラインドハウス?)
語りたいエピソードは、たくさんあるけど、秀逸なのはやはり第1部のラストね。
エヴァがクリーヴランドに去っていったあと(ウィリーがプレゼントした安物のドレスをゴミ箱に捨てちゃう)
男ふたりが、短い会話の後、だまって延々とビールを飲み続ける…。
さて、タイトルに書いたカウリスマキとの違いだけど、
たしかに、ワンシーンワンカットのシークエンスや簡潔なセリフまわしなど共通点は多い。
『ナイト・オン・ザ・プラネット』にマッティ・ペロンパーが出てるし、互いに影響しあっているのは確か、だけど決定的な違いがある。
カウリスマキの主人公は、すべて<労働者>(どさ回りのLeningrad Cowboys 含め)であるのに対して、
ジャームッシュのは、みな<遊び人>てことだ。
(前記の『ナイト・オン〜』のTAXIドライバーたちも趣味でやってるようにしか見えない。)
オークションしたいひとは、こちらを見てね。
日本から工藤夕貴と永瀬正敏、スパイクの弟サンキー、<クラッシュ>のジョー・ストラマー、
ベニーニの嫁ニコレッタ・ブラスキ(ふたりの出会いも『ダウン・バイ・ロー』 )
スティーヴ・ブージャーミやスクリーミング・ジェイ・ホーキンスまで出てるオールスターキャストの
『ミステリー・トレイン』のビデオ、
ヴェンダースの『ことの次第』含む(他は、ファスビンダーやヘルツォーク等)
『第1回ドイツ映画祭』のパンフレットも出品してるよ。

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