以下の内容は当HPの日記のページからの部分的な転載であります。
今回のプロ野球のスト問題に関して、
コミッショナーの『
一億総懺悔』発言があった。「何だ。そりゃ!?」って感じ。
「己の力不足を恥じてコミッショナーがファンに謝罪する」って言うんなら話も解る。
しかしこの場合の『一億総懺悔』とはどういう意味か?
日本国民の全てが(つまり私に即して言えば私が、あなたに即して言えばあなたが)一体誰に対してひれ伏し謝罪し許しを請わねばならぬと言うのか?
・・・・・個人的にかなり無理して推測するに、球界最高権力者の○○様に日本国民の一人一人(もちろん“
一億総”と言うからには上は上一人から下は下万民に至るまで、必ずしも野球ファンとは限らない全ての日本人が当然含まれる)が許しを請わねばならぬ、と言う意味か? ・・・まさかね。
問題を収拾する能力が無いだけなら俺は大いに同情するし応援もするよ。しかし能力のみならず、意思も自覚も欠くならさっさと辞めるがよろしい。
平時においては惰眠を貪り、いざという時には放り出す。無責任ではないのか。早急に後任の方を探すべきだ。
『一億総懺悔』って言葉は昔、終戦直後の時の内閣のキャツチフレーズだと聞いている。
それまで『
鬼畜米英』だとか『
一億総玉砕』だとかって国民に言わせたてたクセに、進駐軍が来るから急いで採用されたキャッチフレーズだったかと思う。またこれは当時の臣民には大変に不評だったとも聞いている。
この言葉は当時のごく一握りの権力者達の責任の全てを、一億臣民に一方的になすりつける
責任転嫁の言葉だったのではないのか。
そんな古臭いい言葉を今さら持ち出して、一体どういうつもりなのか。「俺には責任も能力も自覚も無い、全てはお前ら国民のせいだ」とでも間接的に言ってるつもりなのか。だとしたら甚だ筋違いな責任転嫁だと言わざるを得ない。

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