門外漢のド素人だけど、
オンライン授業について一言だけ。
もう10年以上は昔かと思いますが、途上国の教育振興のために何処かの途上国の子供達に
100ドルパソコンを無償配布した話を、何かの報道で見聞きした記憶が微かに残っております。
その外観は確か・・・、割とカラフルなノートパソコン型だったような記憶があります。
今の時代なら、ノートパソコンよりも
タブレットPCとかの方がより実用的かと思います。
この方策を今の日本にも応用して取り入れる『
100ドルパソコン小一生無償配布』を提言。
単においらが無知なだけで、既に何処かの自治体では何らかの形で実施されているような気も物凄くするのですが、思い付いたこの機会に一応UPして残しておこうと思います。
今の段階では「すぐにでも達成すべき目標」というよりは、「将来的なスローガン」的な意味合いとして考えております。
今はまだ教育の現場が混乱している最中のようなので、来年とか再来年とかの全国的な一律での実現は不可能かと思えるからです。
「今の日本は途上国でも後進国でもないのだから、そのような政策など一切無用である」という決め付けは、油断に過ぎると個人的には考えます。
確かに今の日本は極東においては中国やロシアに次ぐ大国ではありますが、もはや台湾や韓国ほどの先進国ではないのではないか? という恐れすらも個人的にはしばしば感じるからです。
少なくともIT分野に関しては、今や中国にさえも遅れを取っているのではないか? という不安も個人的には感じてしまいます。
もしも今の
コロナ禍が何年も続くようなら、その事態に備えてオンラインによる授業が保護者間の所得格差によって影響を受けることがないように、端末としてのPC(或いはタブレット)の子供への無償配布は検討されて然るべきかと考えます。
ネット環境や通信費の支援や補助については、全国的な“一律無償配布”は不可能ではないか?と考えます。
各家庭の事情の違いの他に,各地域ごとの特殊事情も絡むので、通信費やネット環境については地域ごとでの個別の支援の方が良いかと思えます。
もしも小学生用のオンライン授業専用の100ドルPCが本当に実現できたとしたら、
今の日本の出生数は年100万人を下回るそうなので、小学校の新入生に一人一台ずつの100ドルPCを配るとしても、その費用は実費で100億円を下回るかと思います。
(機能や性能さえ満たされるのなら、1台100ドル以下でも良いけど)
諸々の諸経費を勘案して実際の運用経費が仮にその倍額だとしても、年約200億円ずつの出費に収まるかと予想します。
「だったら、お前の身銭で勝手に配れ」とかって言われると、おいらの如き一小市民の稼ぎでは七生報国してもまるで届かない、一般個人にとっては莫大な金額だと思います。
しかし国単位で考えた場合はどうでしょうか?

アベノマスクの当初予算額が466億円とも言われ、
オスプレイやF-35が1機100億〜200億円とも言われ、
一度の国政選挙の費用が数百億とも言われ、
消費税の1%相当額が約2兆円とも言われ、
今度の補正予算は予備費が空前の10兆円とも言われ、
・・・・・等々の諸条件を考えると、毎年の小学校の新入生に配る100ドルパソコンの年100億〜200億円ずつの出費は、決して安くはありませんが、必ずしも高すぎることもないか? とも考えます。
今後の国内でのオンライン授業の劇的な推進を図るのであれば、100ドルパソコンの小一生への無償配布は、『一考の余地』くらいはあるのではないか?とも考えます。
問題はオンライン授業に耐え得る100ドル前後(約一万円)か,それ以下の値段の小学生用PCが、技術的に本当に実現が可能かどうか? の辺りかと予想します。
ココだけの話、米国にはナイショでOSには
国産OSの
トロンを使ってOS代を安く済ませ、もって外貨の流出をも防ぐべきかと考えます。(PC等はモノによってはOS代だけでも軽〜く100ドルを超えてしまうからです。)
もし他国の教育現場にも輸出ができれば、
トロンの世界シェアの拡大をも図れるのかと。

国産OSなら国内の都合で柔軟な対応も可能だろうし、外国の一私企業の都合による一方的なOSの更改などによって、日本の教育現場が振り回される事態を予め回避することも可能かと考えます。
その上で
スケールメリットをも生かせれば、費用を100ドル前後に抑えることも充分に可能かと期待します。
米国帝国主義の影を恐れず、国や業界が本気になって取り組めば、将来的には充分に実現可能かと予想します。
また、国或いは自治体からの発注先は、なるべく国内企業を優先して、この施策を単なる教育政策としてなだけではなくて、
産業政策,雇用政策,経済政策としても活用すべきかと考えます。
外観やデザインについては、今の時代はノートパソコンよりもタブレット型PCの方が良いかと個人的には今の所そう考えております。
キーボートについては、必要なら市販のモノを何でもUSBでつなげて使える仕様にすべきかと考えます。
また、子供が少々雑に扱っても壊れない程度の抗堪性や生活防水等の機能は付与すべきかと。
その意味では、少しくらいは厚みがあっても良いかと考えます。
また、GPS等のセキュリティ機能や防犯機能もある程度は付与すべきか? とも考えます。
ランドセルに入る大きさにサイズを抑えるべきか? 或いはそれでは小さ過ぎるのか? については教育素人なので個人的には今一つ判断の付かない所であります。
義務教育という意味では中一生にも中学生用に無償配布すべきかとは思いますが、中学生用にはより高性能なブツが必要になるかと予想できるので、今の段階では100ドル以内にコストを収めるには技術的なハードルがまだ高すぎるかとも思えます。
取り敢えずは、まずは無難に小学生用のブツからの実現を目指すべきかと考えます。
小学生がピアニカや書道セットを持って登下校するように、小学生がPCやタブレット等の端末を持って登下校する未来図は、別においらの如き場末のぬるヲタが云々するまでもなく、誰でも容易に想像の出来る所かと思います。
今回のコロナ禍がなくても、時代の趨勢として数十年後には自然にそんな日常が来るだろうとは個人的にも何となくそう感じておりました。
しかし今回のコロナ禍によってオンライン授業がより切実に必要になった現状においては、そんな未来図を早急に実現させるべきかと考えます。
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