ヲタ的には自衛隊の最新装備と言うのは「結構ええのぉ」とおいらは思ってしまうっス。
C-1輸送機や
T-4練習機が飛んでれいばウキウキしながら空を眺め、はるか上空を点くらいにしか見ない
F-4ファントムを見つけた時なんかは、かなり嬉しかったりするっス。
「
全体主義国の脅威から、民主主義の日本国を守る自衛隊」と言うのは『あり』かなぁと言う気持ちはあるっス。
でもそう言う気持ちも「
自衛隊が適正な規模と装備であれば」という前提があってこそだと思います。
少し前に
防衛庁を
防衛省にするとかゆー話が政府だか与党だかから出てるとニュースで聞いた。
結局今回のこの話は流れるよーだが、なぜ今時そんな話が出て来るのか?甚だ理解に苦しむっス。
“
小さい政府”を目指すと言われる
小泉政権にあっては、役所を縮小・解体・合併・格下げすると言うのであれば、話はまだ解ります。
それにも拘らず、なぜ防衛庁だけが省格上げの対象になり得るのか?大いに疑問であります。
タイミング的にも唐突な感じがあったし、“
構造改革”とか“小さな政府”とかの視点で言えば、今回のこの話はイレギュラーバウンドと言えるのではないでしょうか。
「財政が厳しい」などと言って省庁の数を減らす上に更に公務員の数をも減らそうとも言っているこの時期に、
なぜ防衛庁だけが例外的に省格上げなのか?現政権の改革の方向とは逆行するのではないか?極めて理解に苦しむっス。
省の数が減っていると言うことは大臣の数が減ると言うことでもあると思う。
そんな中で省への格上げによって
防衛大臣が出現すると言うことは、今の防衛庁が政府内で強い発言権を持つと言うことでもあろう。
一体何を目指しているのか?どんな野心を隠し持っているのか?今の政府は痛くもない腹を内外から疑われることにもなるのではないだろうか。
穿った見方をすれば、政府は防衛庁を防衛省に格上げさせたら徴兵制の法案でも出させる気なのか?とおいらなんかはつい勘ぐりたくもなってしまう。
元々今の自民党
森派は
東条内閣で国務大臣を務めた
岸信介元総理の流れを汲む派閥らしいが、そーゆー政権が今の改革の方向と矛盾させてまで防衛庁の省格上げの話を持ち出すのは、正直「気持ち悪いなぁ」と言う感想を持たざるを得ないっス。
いずれにしても何故今防衛庁を防衛省に格上げする必要があるのか?もし本当にその必要があるのなら政府は国民が納得できるような説明をすべきだし、国民に納得のいくような説明を果たせる自信がないのなら、初めからそんな話を持ち出すべきではなかったのではないか?とおいらは考えてしまいます。
ってゆーか、政府にそんな時間と余裕があるのなら、今はむしろ「
年金問題を何とかしてくれ」、とか「
耐震偽装問題にもっと真剣に取り組んでくれ」、とかって個人的には思ってしまうっス。
当フログ内の関連記事
050706 郵政民営化・俺的意見
100331 郵貯限度額個人的意見
070224 NHK代俺的意見
091108 高速無料化 一意見

0