昔仕事場で同僚の方に『
ダロス』(1984年,
昭和59年の作品)という日本初
(てゆーか世界初?)の
OVAをVHSで見せていただいたことがあるっス。
『機動戦士Ζ(ゼータ)ガンダム』の映画版3部作を観る前に『ダロス』も再チェックしておきたかったけど、近所のレンタル屋にはもうありませんでした。
・・・個人的には割りとお薦めな作品なんですが。orz
内容を一言で言えば“
押井節・宇宙世紀”って感じ。
押井守版 “『機動戦士ガンダム』 前夜” って感じ?
どんな話かといえば、月の裏側の人面岩の話。
あらすじとしては、月の裏側に移住した宇宙移民が地球に残ったエリート階級からの過剰管理・過剰搾取に対して抵抗運動を起こすものの、地球に住むエリート階級が送り込んだ鎮圧部隊に結果的には鎮圧されてします。
ラストは地球側が月の宇宙移民に対して更なる徹底弾圧を高らかに宣言する所で終わるっス。
いかにも
押井節という感じ。渋いっス〜。
宇宙移民に対するこんな不当な差別と搾取の中から
ジオン・ズム・ダイクンが現れるんだろ〜なぁ、とゆー状況を連想させるものがあったっス。
翌年の1985年
(昭和60年)にはTV版『
機動戦士Ζ(ゼータ)ガンダム』のOAが始まったっス。

宇宙移民をないがしろにする
地球連邦政府に対して、
月の裏側の大都市グラナダを中心に
反地球連邦組織“エウーゴ”が組織され、地球出身のエリートのみで構成された宇宙移民弾圧軍隊“
ティターンズ”との戦争になる話っス。
戦いが激しくなると、“
ダロス発動”の如き“
アクシズ降臨”があり、結局最期はアクシズの力の前に連邦軍はエウーゴもティターンズも共倒れするっス。
ここには作り手同士の、いわゆる「パクりパクられ」とは違う、“作品のキャッチボール”があったように感じられるっス。
シャアや
ハマーンの中の人も出演してるし。
そういう意味でも『
Ζガンダム』映画版3部作



を観る前に、もう一度『ダロス』もチェックしておきたかったっス…。
以前『
ガンダムを語るならヤマトを知るべし』とゆー内容を当ブログでもUPしたことがありますが、

『Ζガンダム』を語る際には『ダロス』も外せないような気がします。
そんな訳で『ダロス』は割とお薦めなのではありますが、近頃ではレンタル屋とかでもあまり見かけないよ。orz
最期に、ごくごく個人的な5段階評価を後日追加。
面白さ 3.5 前後 (個人的には5.0以上)
お薦め度
ガンヲタの人 5.0 前後
押井好きの人 5.0 前後
それ以外の人 3.5 前後か、それ以下
後日アマゾンでもDVDを取り扱っていることに気が付いたので、その機会に2009年9月20日付けで本文の一部を(主に色文字部分で)改訂いたしました。
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