個人的に今期注目していた深夜アニメ『
図書館戦争』(初めの何回かは見落としましたが)最終回まで観終わりました。
まずはハッピーエンドで安心しました。何となく
押井節が漂っていたので一抹の不安もありましたが、杞憂で済みました。(^^)
内容を一言で説明すると、「検閲に対して図書館が実力で対抗する物語」って感じの話でした。
物語の終盤では、検閲する側の『
メディア良化委員会』についても、特定の
高級官僚達の手足として働かされるメディア良化隊員の
下級官吏としての悲哀も描かれていて、渋くてええのぉ、と思って観てました。
個人的にはそーゆーアニメを
フジテレビが放送したって所に大いに興味を惹かれました。
リテラシーの話になりますが、
TVのキー局を持っている主な大手新聞社は
右から左に並べると
産経・読売・毎日・朝日の順番になると、昔授業で習った記憶があります。
フジテレビは
産経新聞系列の
フジサンケイグループなので、一般的には
右寄り,権力寄りと言われているよーですね。
報道内容も他のTV局に比べて、右寄り,権力寄りに偏向していると言わざるを得ないのでしょう。
そのフジテレビが『図書館戦争』のようなアニメを放送するのは、個人的には大いに意外でした。
フジサンケイグループは自分達の自由意志で右寄りな報道をしてるんだと思うけど、もしも権力側が強制的に報道等の内容に規制をかけようとした場合は、
「メディアの意地にかけて『メディア良化委員会』のようなものには従わぬぞ!」という意思表示を滲ませているのでしょうか?
それとも単に製作側にダマされてそーゆー内容の作品を放送しちゃっただけ?
もし前者であるのなら、ジァ○アンに対して意地を通せるス○夫なら、おいらはフジサンケイグループに対する認識をもっと改めなくてはならないだろうなぁ、と考えている所でもあります。
そんな深読みをおいらにさせてくれる作品でした。(^^)
まぁそーゆーことは置いといても、この作品は
押井節を感じさせる割りにはハッピーエンドで、娯楽作品としても一般性の高い内容だったと思います。
『人狼 JIN-ROH』みたいなラストでなくて良かったです。^^;
そのうちにDVDも出るとは思いますが、押井節っぽいものに耐性がある人で(或いはそれほど無い人でも)未見の人にはお薦め、かと。
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