3/22放送の『
新日曜美術館』(NHK教育)の
中原淳一の回を観ました。

中原淳一という方の名前と絵柄は以前から知っていたのですが、この放送を観るまではどんな人かは殆ど何も知らなかったです。
この放送に関しては前にも触れたので少しだけ感想を。
中原淳一という方は戦前は少女雑誌等で
挿絵画家として活躍されていて(川端康成の作品にも挿絵を描いていたらしいですね)、戦後は女性向けや少女向け雑誌を創刊して、そこでも挿絵を描いていたそうです。

単に挿絵画家というだけではなく戦後は編集者としても活動されていたようです。
戦後の売れていた頃は新人の芸能人も少なからずデビューさせているようですね。
物凄く売れていた挿絵画家なだけではなく、文化面での影響力も大きい方だったのだと思います。
ただ、一番いい時に自分の病気で雑誌をやめざるを得なかったみたいです。
働き過ぎだったのかも知れませんが、大変に惜しいと言うかもったいないことだと感じました。
何年かの病気療養の後に再び女性向けの雑誌を創刊されたそうですが、その頃には世の中が大量消費の時代に移り変わっていて、その新雑誌は以前ほどにはもう流行らなかったそうです。
本人はマンガの世界には足を踏み入れなかったようですが、絵柄的には戦後の少女マンガの世界に多大な影響を与えた方でもあります。
挿絵や雑誌作りの他に人形作りにも才能があったそうです。
ヲタ的にもちょっと要チェックの人だと思います。
前にも書きましたが中原淳一の画集が1冊くらいは欲しいかも。
広尾に中原淳一関連のショップがあるらしいので、広尾の近くに寄った際には是非チェックしてみようと思うっス。
当ブログ内の関連記事
111230 中原淳一の新刊 読んだ
111220 乙女の港 読んだ
091018 美の壺「少女雑誌」観た
090316 新日曜美術館 中原淳一

0