もう先月のことですが「
小林秀恒展」を観に
弥生美術館
に行って来たのでその報告をUPしておきたいと思います。

小林秀恒と言う方は戦前から戦時中までの約10年の間活躍された
挿絵画家で、
小松崎茂さんの師匠にあたる方だそうです。
菊地寛や
井伏鱒二の小説の挿絵も描いていたようです。戦時中の昭和17年、34歳の時に病気で亡くなられたそうです。
お弟子さんは小松崎茂さん1人だけだったようですね。
小林秀恒さんは
小林弘隆さんと言うイラストレーター(通称「
イラコバ」さんと言うらしい)の父親にもあたるそうです。
そのイラコバさんは父親のお弟子さんにあたる小松崎茂さんに師事したそうです。
イラコバさんはモデルガンのボックスアートの仕事の他に昭和40年代頃に少年誌でイラストの仕事とかもしていたようですね。
イラコバさんの画集『
イラコバワークス 小林弘隆画集』も会場で売っていたようです。

銃器の線画資料としては凄そうなのですが、私が観に行った時期は会期末が近かったせいか会場ではもう売り切れでした。むむぅ残念。orz
小林秀恒は美人画に秀でているのに、そのお弟子さんの小松崎茂さんや子供のイラコバさんがメカや銃器を得意としている辺りに何となく面白味を感じます。
今回の小林秀恒展では小林秀恒氏本人の原画の他に、同時代に活躍し小林秀恒さんとも親交のあった
岩田専太郎さんや
志村立美さん、弟子の小松崎茂さんや子供のイラコバさん等ゆかりのある画家の方々の原画も少数ずつですが展示されており、それらを一緒に観ることが出来たのは嬉しかった。(^0^)
小林秀恒さんの原画展というのは今まで開かれたことがないそうです。またどこかでやらないかなぁ、と思ってしまいます。
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