『
スターシップ・トゥルーパーズ2』はまだ未見ですが、おいらの周囲では『
スターシップ・トゥルーパーズ3』の評判が良いので、『
3』の方を先にチェックしました。
この機会に以下、ごく個人的な5段階評価&感想を。
面白さ 4.0
お薦め度 3.0
社会風刺度 5.0
毒が効いてて面白いっス〜。
『
3』は『
1』と同様に政治的な皮肉が効いていて心地良いです。
一見いかにも
連邦軍等の権力側の体制を
翼賛し褒め称えているようでいて、その実“
褒め殺し”にしていて
全体主義をどこまでもバカにし抜いてる姿勢は、今回も大いに健在であります。\(^o^)/
その上で『
3』と『
1』との最大の違いは、
ブッシュを大統領選で二度も勝たせた米国内の
キリスト教原理主義に対する批判が込められている点だと感じました。

「お前らキリスト教原理主義者達ってよー、ブッシュの戦争にテエよく利用されてるだけなんでねーの?」ってゆー批判が。
そこが
米ブッシュ政権が未だ無かった頃に作られた『
1』との決定的な違いなんだと思います。
その点『1』は時代的にも欧州諸国における極右勢力の台頭に対する批判だったのではないでしょうか。(仏のルペンとか墺のハイダーとか)
信じる神が違うと判った瞬間に「殺すべきだ」と素で言えてしまう感覚は、宗教に対して一般におおらかで寛容な大多数の現代日本人にとっては“今ひとつピンと来ない所”かと思います。
その意味では『
3』は『
1』に比べて、あまり現代日本人向きではないような気もします。
個人的には大いにお薦めだけど、
R15作品なので
子供はNGです。



蟲に殺される連邦軍兵士の
残虐描写で時々笑いを取ろうとしている所も
悪趣味なので、R15とする判断は正しいと思います。

(個人的には大いに笑わせていただきました。 (^O^) )
また、この作品については、観る側にも“
ブラックユーモアに対する
解毒力”が無いと、この作品の持つ“
毒”が理解できずに「
虫を殺してハイルヒットラー」ってなっちゃう“
チカラいっぱい恥ずかしいおバカさん”も現実社会に飛び出して来ちゃうかも(?)知れないので、その意味でも
この作品はR15で正しいと思います。
観る者の
“リテラシー”力が試される映画でもあると思います。
パワードスーツ『マローダー』は、ヲタ的には足の長い『サクラ大戦』の霊子甲冑「神武」って感じでした。シルエット的には『バーチャロン』の「ベルグドル」っぽくもありました。
個人的には「スコーピオンバク」より『1』に出て来た「タンカーバク」の方がカッコいいっスねぇ。サソリよりカブトムシの方が親しみもてるっス。
『
スターシップ・トゥルーパーズ3』を観るのなら、その前々作にあたる『
スターシップ・トゥルーパーズ』(1作目)も個人的には併せて強くお薦め、であります。
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