ピーターラビットの作者
ビアトリクス・ポターの生涯を描いた映画。
『
ミス・ポター』(2006年
,平成18年)、ピーターラビットやその作者には以前から興味があったので観てみました。
この機会に以下、その感想を少し。
物語の舞台は1902年
(明治35年)からの何年間か(とそれ以前の少女時代の回想を含む)の英国
ロンドンと
湖水地方。
日本で言うと明治初頭から明治の終わりか大正初めの頃くらいではないかと思います。
欧米では時代的には
アール・ヌーボーとか
アール・デコとか
ベルエポックって頃かと思います。おいらの好みの時代背景で、個人的には大変に面白く観賞しました。
ピーターラビット自体はそんなにアール・ヌーボーっぽくはないとは思うけど、お屋敷の調度品や装飾品などはあの時代のアール・ヌーボーっぽい物がけっこう映っておりました。湖水地方の風景の美しさも溜息モノでした。
そんな訳でおいらの個人的なツボに入る映画でした。洋ドラとかでもこの辺りの時代設定は好みであります。
『
ブリジット・ジョーンズ』の人が主役で『
STAR WARS』の
オビ=ワン・ケノービ(若い頃の方)の人が担当編集者でした。
担当編集者がオビ=ワン・ケノービの人だったとは・・・おいら全然分らなかったよ。(・・;)
おいら自身は演技については全くのド素人ですが、この主役の方の演技力が「スゲえ」と感じてしまいました。
5段階評価でのごく個人的評価としては
面白さ 4.2
お薦め度
ピーターラビットに興味のある人 5.0
ピーターラビットに興味のない人 3.0
映画自体は大変に面白かったので面白さを4.5としたいのですが、物語を面白くするためか史実とやや違う点もあるようです。その点がちょっと興醒めだったので4.2としました。
20世紀初頭の
英国上流階級の
30代お嬢様の
サクセスストーリー、と言うよりは
恋物語でした。
恋物語なので
男性よりは女性向き、ピーターラビットだけど
子供よりは大人向き、な作品だと思います。
そんな訳でお薦め度としてはやや人を選ぶ所があるかと思うので、ピーターラビットに興味の無い人の場合は3.0止まりとしました。
でも
ピーターラビットに興味のある方にはかなりお薦め。
以下は余談ですが、ピーターラビットを現代美術風にすると『ミッフィー』になるような気が…。
同じく、ピーターラビットを戦車マンガにすると『ウサギの黒騎士』になるような気がするっス。
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