『
トラップ一家物語』の総集編を観た。TV放送版の90分ダイジェスト版でした。
(TV版第1話もGyaO!で観ました。他にも国境越えの回は昔TVOAで観たことがあります。)
『トラップ一家物語』は実話に基づいた物語で、
世界名作劇場の1991年
(平成3年)のアニメ作品。
物語の終盤ではナチスドイツに併合されたオートリアからの亡命を図っているので、時代的には1938年(昭和13年)頃までの話のようです。(昭和にあたる時代を描いた世界名作劇場のアニメって、割と珍しいかも?)
この総集編の前編45分は、家庭教師としてトラップ家にやって来た修道女見習いのマリアが、トラップ家に嫁ぐ所まで。
後編45分は、銀行の破産により預金をなくしたトラップ家が、下宿屋を始める所から米国への脱出を図る所まで、でした。
前編の展開は普通に名作劇場なのですが、この作品は名作劇場的には後編に特徴があるかと思います。
ナチの怖さや
秘密警察ゲシュタポの圧力の描写は、名作劇場らしからぬ珍しい展開だと思います。

ゲシュタポの幹部将校(4つ星2本線の襟章から察するに、SS中佐か?)の声が銀河万丈さん(ガンダムのギレン・ザビの人)だったよ。慇懃な口調がスゲえ怖えぇ。
作画の出来にバラつきがあるようにも感じたので、本放送の放映当時は殆ど観ておりませんでした。(それでもさすがに、亡命を決行する回だけは観た記憶があります。)
脚本については(少なくても個人的にチェックできた範囲では)大変に良いと感じました。お話は面白いです。独逸ヲタクの人にはお薦め、かと。
TV放映時は『ドレミの歌』がOPだったように思うのですが、この総集編ではOPが『ドレミの歌』ではありませんでした。

その点は残念に思います。・・・大人の事情を感じるっス。^^;
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