『
マリア様がみてる』シリーズの新刊『
マリア様がみてる ステップ』、12/28の発売日に買って来ました。
年内に読了していたので以下、感想を少し。ややネタバレあり、
注意 
であります。
まずは『
マリみて』の新刊が出たことを嬉しく思います。個人的には楽しく読めました。(^o^)
今回の新刊は短編集と言うよりは、まるまる1冊が番外編といった感じで、形としては『
私の巣(
マイネスト)』に近いと思います。
『マリみて』シリーズの短編集は「短編と短編をつなぐ“のりしろ”部分が本編を為す」という特徴がありますが、今回は本編を為すのりしろ部分はなく、したがって本編の進展はありませんでした。その点はちょっと残念。
しかしそのかわりに本編の登場人物の縁者にあたる人物が多数登場して来ます。
前作の『私の巣(マイネスト)』では
黄薔薇ファミリーは誰も登場していないようでしたが、今回の『
ステップ』はしいて言えば
黄薔薇ファミリーの話、かも。
白薔薇ファミリーの縁者も少しだけ話題に上ります。
紅薔薇ファミリーの縁者が登場しているのかどうか?は、今少し判断に迷う所です。
『マリみて』には珍しく恋の話でもありますが、大人的な目線で見ると、家の話でもあるのかも。

今生きている人間の幸福がまずは第一であって、死者の墓守になるためにのみ生きることはないと言う趣旨の考え方には同感であります。が、今のままでは
佳月さんの実家は家が途絶えてしまいそーだなぁ。
今日の少子化を考えると、実際の世の中でもこういうおうちが多くなるんでしょうね。
殆どの登場人物については本編における誰の縁者なのか?は分ったのですが、
綿子さんについては個人的に謎が残りました。

綿子さんは
蔦子さん属性なので、読み始めた時はてっきり蔦子さんの縁者で写真屋一族

かと思ったのですが…。「兄は普通の家の設計してる」って、綿子さんの苗字って、ひょっとして…、ひょっとするのでしょうか?
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