押井守監督の映画『
イノセンス』(2004年
,平成16年)の地上波放送が4/25(月)深夜
(正確には26日未明)日テレでありました。
『攻殻機動隊S.A.C. SSS』(スタンド アローン コンプレックス ソリッド ステイト ソサイエティ)の3D版が今公開中なので、その宣伝も兼ねてのこの時期の地上波放送だったのかも。
個人的には公開当時に劇場へ観に行きましたが、この機会に再度ごく個人的な5段階評価&感想などを少し。
お薦め度
前作の映画版『
GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』を観て面白かった人には 4.0前後
前作の映画版『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』を未だ観てない人の場合は、1つ1つのエピソードが前作にリンクしているので、この『イノセンス』を観る前にチェックしておかないと話の筋が理解できないかと思います。
前作を事前にチェックしておくのが望ましいでしょう。
前作の映画版『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』を観て面白くなかった人には個人的にはお薦めしかねます…。
面白さ 3.0前後 犬がカワユい。
お話自体は近未来の日本を舞台にしたSFで、警察のある部署がある事件を解決するだけの小さなお話でした。
しかしその問い掛けるテーマは、作中で言う所の“
ゴースト”とは何か?(一般的な言葉に言い変えると、意識とは何か?)という疑問ではないかと感じます。
人間や人間に宿っているゴーストに対して、ロボットとは? 人形とは? ペットとは? “(ゴースト的には)人間の前段階にあるともいえる”子供とは? という疑問をサイボーグに問い掛けさせているのではないか?と感じました。
さりげなく
ロボット3原則なども語られていたりもして、SFとしては通好みな物語になっておりますが、一般受けするには地味な作品でケレンみには乏しいかも。
ちなみに、『攻殻機動隊』のアニメ版は映画版

(『イノセンス』を含む)とTV版

の
STAND ALONE COMPLEX (以下、S.A.C.)シリーズは時間軸の違う並行世界になっており、2通りの物語になっております。
TV版の
S.A.C.シリーズしか観ていない人がこの『イノセンス』を観ると混乱するかと思います。
映像的にはエフェクトかかりまくりでCGとかも当時(2004年)的には物凄いっス。
当時としてはこれだけでもアニメ的には観る価値が充分にあったと思います。
今観ても2004年当時のCGの懐かしさの中にも、やはり物凄さを感じます。
この作品は映像的にも通好みに作られていると感じます。
映像やSFに濃ゆい方々には“超お薦め”かと思います。
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