映画『
チェルノブイリ・ハート』をDVDで観た。
全部で1時間ほどの割りと短いDVDでした。
以下、ごく個人的な5段階評価&感想等を少々。
観るべき度 6.0 以上
お薦め度 4.0
切実度深刻度 5.0
「
チェルノブイリハート」という言葉の意味は、1986年
(昭和61年)の
チェルノブイリ原発事故の後にその周辺地域の子供たちに多発する心臓病のことのようであります。
この映画は事故後16年目の2002年
(平成14年)頃に撮られたものですが、心臓病の他にもチェルノブイリ周辺で多発した
甲状腺ガンや遺伝子破損の子供たちの事例も数多く映し出されております。
超お薦め映画ではありますが、深刻な内容の映像は人によってはショックが大きいかも知れないので、その点は要注意かと思います。
後日、予告編動画を見つけたので貼ってみた。
原発事故後の日本に住む以上は、より多くの人がこの映画を観ておくことが望ましいと思います。

悪い予想・予測はハズれた方が幸せですが、日本でも現実に原発事故が起こってしまった以上は、この事態をあり得る1つの未来図として、日本中の全ての人が予め覚悟を決めておく必要があるのかも知れません。
そのあり得る未来は、漏れ出した放射能の累計を想像すると、この映画で描かれているチェルノブイリ周辺での事態よりも、日本の場合はさらに深刻になるのではないか?とさえも思えて不安になってしまいます。
この映画で映し出されている事態を、日本では絶対に避けるべきです。
それでも避けられない場合には、これに全力で対処できる態勢を今のうちに予め築いておくべきだと考えます。
それは、個人にも,地域にも,各種のコミュニティにも,自治体にも,国にも言えることだと思います。
この映画は日本にとっては大変に恐ろしい不吉な未来図でもあると思います。
健常者の成人男子としては、「もうひとつの物語」の『ホワイトホース』(こちらは2006年の撮影)の方が個人的には共感度がより高かったです。
と言うより、ものごしや毒の吐き方がいちいち共感できて面白かった。(^^)
・・・ただ、『ホワイトホース』の取材対象者の方も(映像では元気そうに見えましたが)、その後若くして亡くなられたそうであります。
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