読書の秋ということで1冊、『
ブライユ 目の見えない人が読み書きできる“点字”を発明したフランス人』(偕成社) を読みました。
子供向けの本ですが、大人にも充分にお薦めな内容だと感じます。
私もつい最近まで知らなかったのですが、
ルイ・ブライユという人は
19世紀のフランス人で点字を発明した全盲の方なのだそうです。
ルイ・ブライユは1809年の生まれですが、この本は単にルイ・ブライユの生涯だけでなく、それ以前の
うきぼり文字やその後の点字の歴史についても描かれております。
子供向けの本なので短めで読みやすい上に、絵や写真,図案もふんだんに使われている所が分り易くて良いです。
挿絵的には「いろいろといい絵を使ってるなぁー」という印象を持ちました。
フランスに盲学校を設立したヴァランタイン・アユイや、軍事上の必要性から点字の原型を作ったシャルル・バルビエ、それにパリの盲学校を援助したフランス国王ルイ16世夫妻などもこの本には少しだけ登場します。
子供以外にも点字(の世界)に興味を惹かれる大人にもお薦めかと思います。
ブライユの伝記を読んだ流れで、『
指と耳で読む -日本点字図書館と私-』
本間一夫著(岩波新書)という本も読みました。
ブライユの伝記が面白かった人にはこちらもお薦めかと。
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