今更ですが、映画『
カウントダウンZERO』をDVDで観たので、この機会に少しだけ個人的な感想を。
昔のTV番組
カール・セーガンの『
COSMOS』を何となく思い出しました。
映画『
不都合な真実』のスタッフによる、現在の核兵器を巡る様々な危険性を告発したドキュメンタリー映画。『不都合な真実』が面白かった人にはお薦めかも。
ごく個人的な5段階評価としては
お薦め度 4.0
深刻度 5.0
面白さ 2.0
そんなに面白くはなかったけど、現代人の大人にはお薦め度は高いと思います。
出演者(?)に
ゴルバチョフ元ソ連大統領や
カーター元米国大統領,
ブレア元英国首相等の
元豪華権力者陣をはじめとして、各国で核に関わった人々の証言が数多く収められております。
映像的には各時代の新旧の権力者やテロリスト達が多々映し出されております。
日本に関してはオウム関連の映像や、核兵器を搭載したA4スカイホーク攻撃機が沖縄で空母から海に転げ落ちて今でもまだ沈んだままになっている事例などが紹介されておりました。
金融業界の内情を関係者達のインタビューでつづった『
キャピタリズム』や『
インサイド・ジョブ』等の映画の“
核兵器版”、って感じ?
『
博士の異常な愛情』のフィルムも一部使われておりますので、同作を未見の人には可能であれば併せて観ることをお薦めかと。
それにしても…、核兵器を積んだ軍用機の墜落事故や空母からの海中転落事故って、意外に多くて驚きました。 …ソンナコトデイイノカ?
ゴルビー以前の旧ソ連が存在していた頃の冷戦時代に比べれば、今日の世界は地球規模の全面核戦争に陥る危険ははるかに少ないと思います。
しかしその一方で核物質がテロリストの手に渡る恐れは冷戦時代よりもはるかに増していることがこの映画では指摘されております。
人類全体に対する核兵器の脅威は冷戦時代ほどではないにせよ、まだまだ油断のできない状況にあるようです。
そのような内容の映画であるが故に、国内外の核武装論者達からは眼の仇にされるような“煽動映画”でもあるのかと思います。
狂信的な核武装論者達はこの映画を口を極めて罵るのではないかと想像します。
それ故に一般の方々へのお薦め度は割りと高いのではないでしょうか。
後日、公式系(?)の予告編動画を見つけたので貼って見た。
以下はごく個人的な感想ですが…、もしも日本が核武装したら? と考えて見た。
・・・・・「ニッポンの原爆は安全デース!!」とかって言って巨大な宣伝広告費を血税から投入して国民に“原爆安全神話”を刷り込んでおきながら、
その一方でズサンな管理の故に六本木とか市ヶ谷あたりでメガトン級の核爆発事故を連鎖的に引き起こしそーな気が物凄くする。…特に首都直下型地震の際に。




今の○発利権の奴らの態度から察するに、特にそう思えてしまいます。
…、あくまでもごくごく個人的な印象に過ぎませんが、それでも「当たらずも遠からず」といった所ではないか?と思えてしまいます。
当ブログ内の関連記事
071216 不都合な真実 観た
150308 渚にて 観た
120305 インサイド・ジョブ 観た
101117 キャピタリズム 観た
100609 百億の星と千億の生命 読んだ
110416 ガラスの地球を救え 再読

0