洋画『
サブウェイ123 激突』
(2009年,平成21年)のTVオンエアを観ました。
『
アンストッパブル』と同じく、
デンゼル・ワシントン主演の
鉄道アクション映画。
NY地下鉄を舞台とした
人質テロ事件と、それに対峙する鉄道員の物語。
TVのオンエアで観る分には充分に面白かった。

以下、ごく個人的な5段階評価&感想等を、あまりネタバレにならない程度に少しだけ。
面白さ 4.0 前後
お薦め度
鉄な方々には 4.0 以上
非鉄な人には 3.0 前後
デンゼル・ワシントン贔屓な人なら鉄板で5.0以上。
個人的にはこの映画に『
交渉人 真下正義』のような『
踊る大捜査線』テイストを、ほんの少しだけ感じてしまいました。
「レインボーブリッジ封鎖できません」ならぬ「マンハッタンブリッジ封鎖できません」的な?
てゆーか、この映画自体が“
『交渉人 真下正義』のデンゼル・ワシントン版”とゆー気もします。
このCG全盛の時代に、昔ながらのカーアクションやスタントが過剰サービスなくらいにふんだんに盛り込まれております。(その点は『躍る』シリーズよりも予算かけているかと。)
その辺りの所はアクション映画好きな方々にはお薦めポイントかも。
・・・物語の本筋とはあまり関係なさそーだけど。^^;
後日、公式系の予告編動画を見つけたので、貼ってみた。
クライマックスに現れる新型車輌は、物語内で話題にのぼる日本製車輌導入云々の、“件”の車輌なのでしょうか?

その接近して来る新型車輌のすぐ手前を主人公が横切るシーンには、何か象徴めいたメッセージがこめられているよーな気も何となくしました。(気のせいも知れませんが)
犯人像については、『当世への批判』も込められているのか? とも感じます。
新自由(経済)主義の世の中では、世界中どこでも「
極少一握りの超富裕層」と「
その他無数の貧民」とに二極分化して行く、資本主義経済から
封建社会的経済(或いは
貴族制社会)への“
逆行”を突き進んで行きます。
「極少一握りの超富裕層」の
新興成金のメンタリティがこの犯人像のような者達ばかりなら、人間社会の未来に希望はないでしょう。(てゆーか18世紀の欧米での流血革命的な
市民革命が、近い将来においても再び必要になるかもね。



…)
そんな
新自由主義経済とかその新興成金とかを、地道にキャリアアップを積み重ねて来た主人公の人生と対比することによって、暗に何気に批判しているようにも個人的には感じられました。
この辺りの描写などは「いかにも
リーマンショック以降の映画だなぁ」と思います。
観終わった直後の感想としては、
もしかして真の悪役って、・・・犯人じゃなくて、ひょっとしちゃうと、「…○長じゃね?」、とかって思って
みたりなんかして、みたいな。
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