『
図書館戦争』の劇場版アニメ『
図書館戦争 革命のつばさ』観た。
TVアニメ『
図書館戦争』の続編(にして完結編?)という感じの内容でした。
以下、ごく個人的な5段階評価&感想等を。
原作版,マンガ版,実写版等々はまだ未チェックですが、この劇場版アニメに限ってのレビューであります。
面白さ 4.5〜5.0
お薦め度 5.0
社会風刺度 5.0 以上
個人的には事前の予想よりもはるかに面白かった。
後日、公式系の予告編動画を見つけたので貼って見た。
昨年6月の公開当時よりも、政治状況の著しく劣化した今のこの時代にこそお薦めかと。
近頃の政治の危険な兆候を考えると、この作品自体が
検閲され
発禁になる恐れも大いに有り得るかと思われるので、観たい人は今のうちに“
観られる時代のうちに”観ておくべき作品かと思います。
お薦め度的には“いわゆる続編モノ”なので、前作にあたるTVアニメ(全12話+1)を予めチェックしておけば、より楽しめるかと思います。
しかしながらこの劇場版は、映画単体での物語の独立性も充分に確保されているので、前作の内容をそれほど詳しくは知らなくても充分に楽しめると思います。
“
作家狩り”などと言ってもリアリティーを持てない人もいるかも知れませんが、この国では実際に戦前には
小林多喜二の実例があるし、他にも有名な所では
三木清は結局獄死だったし、今の時代でもあっても油断をしていると決して有り得ない事態ではないと思います。
今の時代的には「作家」の範囲にはマンガ家やアニメーター,イラストレーター,ゲーム作家,同人作家,等々も含まれて来るのではないでしょうか。ヲタ的にも決して他人事ではないと思います。
それらは決して過去の出来事などではなく、今日の
右傾化傾向や
戦前回帰,軍国回帰の傾向を踏まえると、今後むしろ繰り返されてしまう恐れも充分にあり得るのではないでしょうか。
作中の
当麻蔵人ファンの
メディア良化隊員には
下級官吏の抱える矛盾と悲哀を感じてしまいました。
たとえ己の意にそぐわない理不尽な命令であっても、
高級官僚の命令通りに職務を遂行しなくてはならない下級官吏の立場としての、矛盾と悲哀であります。
昨今の政治的な風潮においては、支配権力が個々の役人や個々の国民に国家悪としての悪事・悪行を強制する世の中にもなりかねない危うさがあると思います。
そのような世の中にさせないためには、個々人は今何を心掛ければ良いのか?を真剣に考えるべき時なのではないか?とも感じます。
ま、そーゆーかた苦しーコトは抜きにしても、
恋あり、
アクションあり、派手な
ドンパチあり、
駆け引きあり、
悪の陰謀あり、で単純に面白いので、超お薦めであります。(^o^)
後日、TV用の予告編を公式系の動画で2本見つけたので貼って見た。
この2本のTVCM用の動画は、個人的には『氷菓』本放送の際に見た記憶が。
『図書館戦争 革命のつばさ』 公式サイト
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