最近の報道等によると、昨年の12月から
五輪絡みで実験的に試行されていた
都営バスによる
六本木〜渋谷間での
深夜バスが廃止になるそうです。
報道などを聞く限りでは、収益の悪さが原因のようでもあります。
当ブログ的には以前にもこの話題に触れたことがありました。
130904付
その流れ的には今回も触れるべきかと思うので、一応触れておきたいと思います。
個人的には都バスの深夜営業に元々反対でしたので、今回の廃止の決定は大いに支持したいと思います。
GJであります。
しかしだからと言って決してバスの深夜営業そのものに反対という訳ではありません。
深夜バスで黒字になる路線なら、民間のバス会社が大いに儲ければ良いのであって、それをわざわざ公営の都バスが別にお呼びでもないのに深夜の路線にしゃしゃり出る必要は無いとも思えたからです。
また、
公営の公共交通には、もっと別の社会的な使命があるようにも思えたからです。
当ブログでは以前にも『
都バスの深夜営業よりも都電の芝生軌道化を希望』

という内容をUPしましたが、
今回はその他に、都バスの今以上の更なる
ハイブリッド車化・電気バス化・低公害車化の促進を希望したいと思います。
2020年に開催予定の
東京五輪は、50年前の東京五輪とは違って、真夏の開催になるそうです。

マラソン等の屋外競技の際にヒートアイランド現象や温暖化等によるゲリラ豪雨や異常高温に見舞われたら、それを全世界に中継されてしまったら、場合によっては
国の恥にもなりかねない恐れもあるかと思います。
真夏の都内では真昼の幹線道路沿い(特に
環七や
環八)の上空に車の排ガスや排熱によって局所的な雨雲や入道雲が度々発生して、それが予測の難しいゲリラ豪雨の多発の一因にもなっているそうです。(
環七雲とか
環八雲とか言うそうです。)

報道等でその解説を初めて聞いた時には、・・・あまりにも“ネタ”っぽくて、ニワカには信じられませんでした。
同じ都内でも、比較的に東京湾にも近くて河川や水路や緑も多い足立区に住んでいると、あまり実感が持てません。
(まぁ、足立区とは言ってもなかなか広いのでいろいろあるかも知れませんが…)
しかしながら環七雲や環八雲云々については、冗談のようなホントの話らしいです。(・・・確かに車の排ガスにはCO2の他に水蒸気も含まれているから、雲は出来やすいのかも。)
都内でのこれらの
ゲリラ豪雨や
異常高温などの災害の多発を未然に減殺するには、1つには車の
排ガスや
排熱を減らさなければならないと思います。
『隗より始めよ』で、まずは“公”が率先して“民”に範を垂れるべきと考えます。
もう既に実践されていることでもありますが、政府や自治体の公用車には、ハイブリッド車や電気自動車を今後も更に率先して積極的に導入すべきと考えます。
鉄道やバスなどの公共交通機関についても、まずは“公営”の公共交通機関こそが、それらの施策に率先して取り組むべきと考えます。
街では都バスや民バスでもハイブリッド車等の低公害車の大型バス車輛も度々見かけるようになりました。大変に素晴らしいことだと思います。



しかしながらゲリラ豪雨の発生件数の多い地域や幹線道路沿いのバス路線については、更なるハイブリッド車化・電気バス化等を重点的に図るべきかと考えます。
当ブログなどが言うまでも無く、その程度のことは既に目指していることとは思いますが、個人的な希望として一応UPして置きたいと思います。
それらの路線については、なるべく早い時期に(
遅くても五輪前までに)、全ての車輛の更なる低公害車化を図るべきと考えます。
都バス以外の都内各区や各市の小型の
コミュニティバスについても
(民間のバス会社に業務委託しているケースが多いかとは思いますが)、更なる電気バス化・低公害車化の推進を図るべきと思います。
ゲリラ豪雨の発生件数の多い地域や幹線道路沿いの路線については、特にそう考えます。
深夜バスは、実施のし方によっては大変に儲かるドル箱路線にもなり得る可能性を秘めているかとは思います。

しかしそのようなことは民間のバス会社が大いに儲ければ良いのであって、それらの事業を公営交通がやり過ぎるのは“
官業の民業圧迫”にもなりかねないのではないでしょうか。
(そうは言っても、今回のように赤字になるのはもっとダメなんだけど。
)
むしろ
公営の公共交通機関には、今の時代にあっては
(特に物凄い赤字とかで無ければ)、
環境面での施策をこそ期待したいと個人的には希望します。
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