11/20(日)は
宇都宮市長選挙(と栃木県知事選挙)の投開票日たったそうです。
個人的には全くのヨソ者に過ぎませんが、
路面電車好きとしては
LRT(次世代型路面電車)絡みの首長選でしたので、大いに関心がありました。
一足立区民のおいらが「もしも宇都宮市民だったとしたら?」と仮定して、LRTの推進派と反対派のどちらに投票しただろうか?と考えて見た。
一足立区民的には、ここ10年くらいの間に開通した
つくばエクスプレス(以下、TX)や
日暮里・舎人ライナー(以下、舎人ライナー)は鉄道事業としては成功事例と言ってもおおよそ差し支えないと思います。
その2つの事例を踏まえると、宇都宮市を東西に結ぶLRTの計画案も「悪くはないのではないか?」と、ヨソ者ながらに思えます。
個人的にも、遠い昔にTXや舎人ライナーの敷設を要望する署名に名前を書いた記憶が、何となく微かに残っております。
ならば、「いわゆる『
メトロセブン』の足立区内での敷設に賛成するのか?」と問われれば、多分おいらは反対すると思います。
山手線の駅とは直結しない
環状七号線道路(以下、環七)の地下に環状地下鉄の『メトロセブン』を作っても採算に合うとは思えないからです。
莫大な建設費がかかる割には、開業しても乗客が少なさそうだからです。その赤字分が、住民税等の税負担に跳ね返って来そうな予感すらもあるからです。
それならば『メトロセブン』や
環八地下の環状地下鉄計画案『
エイトライナー』などよりも、環七や環八の外側で尚且つ
武蔵野線や
多摩モノレールの内側の何処かで
環状ルートのLRTを敷設する方が合理的かと個人的には愚考します。
(その私案については、ここでは論点がズレるので、機会があれば後日に改めて触れたいと思います。)
人口減少や高齢化による自動車交通量の自然減が前提ではありますが、自動車交通量の減少した道路になら、都内でもLRTは馴染むような気もします。
いずれにしても『メトロセブン』の構想には、一地元民としては採算面で物凄〜く不安を感じるので、賛成できかねます。スミマセン。
あくまでも一ヨソ者的な印象にしか過ぎませんが、宇都宮市のLRT計画の場合は
TXのような地下路線や
舎人ライナーのような高架路線ではなく、主に
地平面を路線とするLRTなので初期建設費も比較的に抑えられるし採算的にも期待が持てそうな気もします、…が、土地勘の無いヨソ者なので今少し判断のつかない所でもあります。
「
人口減少による交通量の減少」や「
少子高齢化による交通弱者の増加」,「
高齢者ドライバーによる自動車事故の多発」…等々の昨今の世相や時代背景などを考えると、
LRTの周辺に病院や行政機関,商店街などを集中させた「
車が無くても日常生活の完結できる街づくり」の全国的なモデルケースにもなれる要素は充分にあるかと思えます。
「
建設費の抑制」
(開業前)と「
需要喚起のできる街づくり」
(開業後)の2点が、
採算面での重要な勝負所になるかと愚考します。

この勝負所で「吉と出るか?」,「凶と出るか?」は、土地勘の無いヨソ者的には、今一つ予想の付かない所でもあります。
別の観点では(主に政治面で)、野党勢力もたまには何処かで少しは勝たせないと、さすがに今の世が危ういのではないか?と不安にも感じます。
今の世は選挙の度に政権与党側ばかりを、あまりにも一方的にバカ勝ちさせ過ぎです。

たまには野党勢力にも何処かで少しは勝たせないと、
旧帝国末期のような
全体主義にも再び陥りかねないような危うさをも(少なくとも個人的には)大いに感じてしまいます。

その意味では少しは野党勢力も推したいけど、LRTでの街おこしで全国の先駆けを目指すのなら、LRT推進派も推したいかも。
もしもおいらが宇都宮市民だったとしたら、今回の市長選挙は迷ったのではないか?とも予想します。ヨソ者ながらに個人的には大いに関心を惹かれました。
LRT計画については、進めるにしろ退くにしろ、今後の宇都宮市にとっては「吉と出るか?」,「凶と出るか?」の大きな
勝負所になるかと思います。

宇都宮のLRT計画については、今後も大いに注目であります。


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