真柴が死んだ悲しみが少しずつ昇華されつつあります。といっても、まだまだ、身体のぬくもりや毛の感触、表情、そして私の大好きだった目を思い出しては、胸が詰まります。
でも、気がつくと、一番落ち込んでいるのは疾風なんですよね。
あの日を境に、疾風の様子が一変したのです。
鳴かない、唸らない。
ちょっとおどおどして、とても臆病になってしまい、気弱な様子。
14年間一緒にいたからねぇ。離れたことが一度もなかったからね。
(真柴の手術の時、1日だけだね)
今は、疾風に気を配っている毎日です。
心配・・・。でも、きっと大丈夫。時間が助けてくれるよ。

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