平成15年12月に国立病院を定年退職後、約40年ぶりに生まれ故郷(高知市鏡)にもどり、集落の人々と交流しながら、無(減)農薬・有機栽培の野菜・果樹つくり、美食の探求などに試行錯誤で挑戦中(現在78歳の後期高齢者)
また、おんちゃんの作った野菜や果樹、山菜を直売店・鏡むらの店に出荷し、微力ながら、地産地消に貢献中!
高知市鏡(旧鏡村)は、高知市の北部に位置し、高知市の水瓶鏡ダムを抱える面積60.06kuの山村地域ですが、高知市中心部より車で30分で来ることができる大変街に近い田舎です。
地形は平坦地がきわめて少なく、標高20〜900mの山々が連なり、15〜40度の急傾斜地が全体の95%を占めています。そして耕作面積は少なく林野率は87%に及んでいます。
気候は年平均気温は15℃前後と比較的温暖多雨で植物の生育には適していますが、山間部で日照時間が短いため、主要農作物の収穫量は少ない反面、わらび、ゼンマイ、イタドリなどの山菜はもとより、たくさんの珍しい山野草なども見られます。
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2022/5/22
「昔の人は一体どうやって石垣を作ったのだろうか?」
地域情報
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投稿者:onchan
くろあしまるさん、石垣の作り方に実に詳しいのですね。
田舎のはそのような人が何人かいました。
生活の知恵が脈々と継がれているのがよくわかりました。
投稿者:くろあしまる
私の親父が現役の大工だった頃に石垣の作り方とその機能を教えてもらったことがあります。
私が教えてもらったのも、写真の石垣と同じ、「野面積み(のづらづみ)」で、イラストにあるように、石垣の外壁に石の端面が出るようにして、壁に直角に長軸方向に揃えて組み上げます。そうすると石同士の接触面が増えて安定します。
大きな石を下に、あとは同じ大きさの石を上に載せていきます。ブロックゲームのような感覚で結構面白いです。
あまり注目されていませんが、畑などでは特に、石垣の石の裏側と土の間に小石を詰め込むことが石垣を長持ちさせるコツになります。日本のような雨の多いところでは畑に降った雨が流れると土を削ってしまいます。そこで、石垣の裏側に安定した細かい空間を作っておいて、降った雨をいったん石垣の裏側に溜めて徐々に排出する仕掛けなんだそうです。このイラストもそのように描かれています。昔の人は自然と賢く付き合っていました。今でも感心します。