好きなモノ・・・・ワイン、メンソールの煙、雨、夜空、1人でいること。
 嫌いなモノ・・・・お薬、木枯らし、強い日差し、夏、スポーツ、人混み。
 
 大切なものは、そうっと抱きしめて、壊れやすいモノだから。
 大切なものは、誰にも教えないで、自分の心の中にだけ仕舞っていて。
 
 本当に優しい人は、本当に冷たい人。
 本当に愛しい人は、永遠に届かない人。
 
 こんにちわ、そして、さようなら。
 めぐり合いは別れゆくため
 永劫の時空を彷徨い続けて、どんな宝物を探そうとしているの?
 

2012/6/28  9:00

【BLEACH-SS】 その人、「賢愚の果て」  ☆まにあ・BLEACH

【BLEACH】【登場キャラの美学を語る】【藍染惣右介】
孤高の賢人は、最強の愚者に身を落とし、その行きつく果てには。
その人、「賢愚の果て」、永劫の思惟

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 「至高の賢者だと思います、最恐の愚者ですが。」

藍染様。

彼を知る者の多くは彼を敬う。

死神の多くは、彼の表面的な賢者の仮面と、
その物腰の柔らかな、穏やかな微笑みに覆われた、
あの浦原喜助に迫るほどの頭脳と、智力に魅せられて。

虚圏の多くは、その圧倒的な力の強大さと、
非情なまでの能力主義で、烏合の衆であった自分たちを圧倒し、
統制下においた、その管理能力と、
王たる者、“天に立つもの”の桁違いの支配力に。

どの顔が本当の彼自身なのか、
素顔と言えるものがあるのかさえ、
彼自身が無間に封印された現在となっては、定かではないが、
その深い洞察力と、理論的な思考。
その奥深い欲望でさえも、彼自身を彩る一面でしかない。

至高の賢者にして、最恐の愚者。

それが彼には一番ふさわしい称号のように思える。


BLEACHに素敵なキャラは多々あれど、今回は一人一人にスポットを当てて、
思いのたけを綴らせて頂こうと思います。
腐要素多々あります。お気に召されない方は、Back Pleace。

それでは、ごゆっくりお楽しみくださいませ。



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 BLEACHの美学 その人、「賢愚の果て」(藍染惣右介編)


一枚の報告書がある。
「藍染惣右介に関する報告書【極秘】」。
護廷十三隊に入隊する時には、全ての死神が経歴書を提出する。
だが今、彼の経歴書は所在不明だ。
誰がいつ、どのような目的で、
そのような隠ぺい作業を行ったのかは不明だが、
護廷十三隊の全経歴を記録しているデータベースでさえ、
すでに、彼の足跡は150年前ほどまでしか解っていない。

記録として定かなものは、五番隊の副隊長に昇進した当りから。
当時の五番隊隊長であった平子真子の弁を借りれば、
「あないな物騒な奴、目ぇの届くトコに置いとかんと、
 うかうかと寝られへんやんけ!」
という事であったらしいが、
その頃から、密かに研究を重ねていたのであろう、
“死神の限界を超えた力”の探究に、科学者っぽいとさえ思えるような、
取り組み方をしているところを見れば、
後の十二番隊あたりになるような部門の経歴も、
実はあるのかもしれない。
ただ、十二番隊の、研究部門としての開眼が、
浦原喜助の技術開発局創設によるものだとしたら、別問だが。

公的には、柔和な風貌に、いかにも真面目系の優男。
笑顔を絶やさぬ人格者であって、
好物は豆腐、苦手なものはゆで卵。
趣味は読書で、特技は書道。
その腕は名人級で、真央霊術院での彼の授業は、
いつも満員御礼で、廊下に人が溢れるほどの人気だったらしい。

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だが往々にして、そう言う人格者ほど、その裏の顔と言うものがあるものだ。
実際、彼の本性は、邪悪で残虐性の高い野心家であり、
自分の部下は全て、手駒にしか過ぎず、
用済みのものは斬り捨ててもかまわないという、
当に暴虐武人な対人思考の持ち主だが、
そんな彼にも、二人だけ、どうやら“そうでない相手”がいるようだ。
彼をして、尸魂界最高の頭脳と評される“浦原喜助”。
そして、彼が唯一自分の部下として最後まで傍に置いた“市丸ギン”。
少なくとも彼にとって、その二人は信・不信にかかわらず、
“どこか琴線に引っかかる相手”、であったことは確からしい。

彼の唯一残されている記録、死神歴録を少し見て見よう。

藍染惣右介。
身長186cm、体重74kg。 
毎年行われていた健康診断での最終記録だ。
誕生日は5月29日。年齢は当てにするべきものではない。
まあ、浮竹・京楽両隊長や平子らよりも若い、とだけ言っておこう。
最終職歴は、護廷十三隊・五番隊隊長。
その後、虚圏を巻き込んでの造反劇は記憶に新しいところだろう。
現在は、地下監獄最下層・第8監獄「無間」にて、
2万年の投獄刑の受刑者となっている。

そうまでして、手に入れたかった「崩玉」とは一体何なのだろうか。
意思を持つものであることは確かであり、
多くの“魂魄”を取り込んで、強大な力を持つものではあるようだが、
「死神と虚の領域の境界を取り除き、
 本来の魂の限界強度を越えた強さを持つ」
ことを目的とされていた、浦原の開発予定とは、
結局、随分とかけ離れたものになった。
崩玉は「周囲にいる者の心をその意志によって具現化する力」
を持つ意思の集合体となったようだ。
では今、藍染は、どうなったのであろうか。
無間に居ながら、その身に未だに融合している崩玉の力。
それは、藍染が不老不死の力を得たものであって、
二万年の刑であろうが、あまり意味はない。
崩玉は藍染の肉体と融合し、失われたものではなく、
藍染という“器”の中にあって、浦原によって対戦時に打ち込まれた、
縛道の九十六「京火架封滅」によって、藍染もろともに封印された。
そう考えるべきであろう。

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斬魄刀「鏡花水月」。
儚い幻。目には見えるが手には取れない、
世の中にはそう言うものが沢山ある。
鏡に映った美しい花、水面に映る月。
まるで彼の望みのように、奥深い名を持つ刀は、
その解放の瞬間を見たものの五感を始め全ての感覚を支配し、
対象を誤認させることが出来る「完全催眠」という能力を秘めている。
まるで、暗躍せよと言っているような、斬魄刀ではないか。
その能力から逃れる術はただ一つ。
能力の発動前からその刀本体に触れていること。
それを知るために、市丸ギンは死神としての一生を費やした。
催眠の解号は「砕けろ、鏡花水月」。
深いね、彼には最もふさわしい斬魄刀かもしれない。
鏡花水月は、今どうなっているのだろう。
藍染が崩玉と融合した、その進化の中で、
鏡花水月は藍染の右手と融合し、形を失った。
おそらく今も、彼と共にあるのだろうが、
その姿を見ることはもうないのかもしれない。

無間の孤独の中で―――――――。
闇の中だとそこを知るものは言うのだろうが、
闇だろうが灯りがあろうが、全身を拘束され、
五感の感覚さえも封じられた封印の中、
一つの椅子に括りつけられ、何も無い空間に放置されている、
そういう今の彼には、その周囲の環境など、
全く意味を持たないのかもしれない。
永劫の生命の中で、二万年もの間の思惟のひととき。
その程度の事なのかもしれない。
彼は今頃何を考えているだろう。

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絶対に自分の前に立ち塞がるであろうことが予測されていた二人。
黒崎一護と浦原喜助。
いや、全ては浦原喜助の一手なのだろう。
あの理解不能な天才科学者は、
崩玉と融合した藍染を見て何と言った?
中央四十六室を殺戮した挙句、どうやら“霊王”をみたことで、
藍染は“私が天に立つ”と、決心したのだろう。
そう言う相手でありながら、どうして浦原はそれを受け入れられる?
藍染にとっては、それは彼の能力にあるまじき愚行であって、
彼ほどの者こそが、世界を仕切るべきであろうと、
そうでなければならないと、考えたのではなかろうか。
霊王を守護するためだけに特化された零番隊。
その力は護廷十三隊が壊滅的になった時、
始めて出撃となる気配が濃厚だが、
そうまでして隠蔽し、保護せねばならぬ相手を
“あんなもの”と評した藍染と、
さらっと“霊王の事ッスか”と流した浦原。
それを思えば、霊王と言う存在は、
藍染をして、反逆を起こそうと考えるような相手なのだろう。

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彼は、諦めただろうか。
自分が天に立つことを。
彼の見た”天”には何があるのだろうか。

それはまた、いずれの話になるだろう。
どちらにせよ、
“全ては一つに繋がっている”
ということだから。

間もなく会える。
彼がいつまでも、あんな場所にじっとしているわけがなく、
またいつまでも、寝たふりを決め込む性格でもないだろうから。


                           The End.


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