宿泊した旅館は、京都駅前の「日本館」。朝食付き、税込み5,250円と格安である。4代続いているというので歴史は古い。運動部の合宿や外国人の旅行者が多いそうだ。昔の商人宿といったところか。クーラーも入っていて、部屋は小綺麗であった。
2日目は、宇治に直行し、一番で「平等院」を訪れた。「鳳凰堂」の中も拝観し、間近に「阿弥陀如来像」(定朝作)を拝む。堂の壁面には「雲中菩薩像」。新しく作られた宝物殿の「鳳翔館」には、初代の鳳凰や「雲中菩薩像」の半分が展示されていて間近に見ることができる。
宇治川の河原は、並木と川と中州と山の緑のバランスが美しい。中州をへて対岸に渡ると「宇治神社」。その上に世界遺産に登録されている「宇治上神社」がある。北へ向かうと「源氏物語ミュージアム」がある。上映されている篠田正浩監督が構成した映画をみると「源氏物語」宇治十帖の世界がよくわかる。
平等院参道の古いお茶屋さんで「元祖宇治金時」を賞味し、京都へ引き返した。五条坂の上りに息を切らし、清水寺に参詣して日程を終了した。

平等院鳳凰堂をバックに記念写真撮影。

平等院前の茶店で「冷やし抹茶わらびもち」をいただく。歯ごたえのあるおいしいわらびもちであった。

鵜飼いが行われる宇治川の分流。本流に比べ穏やかな流れ。

宇治上神社。世界遺産に認定された平安末期に創建された世界最古の神社建築。

「源氏物語ミュージアム」の入口前のうっすらピンクの蓮の花。

清水寺の大舞台。

音羽の滝。霊水を飲むために列を作る。霊験あらたかとか。

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